『う、重い。』
私はさっき先生から仕事を頼まれて放課後に残ってやっているとこ。
『マジで重すぎー。』
なんでこんな力仕事を、
「あのー、手伝おうか?」
『えっ?』
あ、あの人は確かジミンくん?だったっけ?
「そうだよ。僕がジミン。」
『うわっ、なんで分かったの?』
「いや声に出てた笑。半分持つから何処?」
『あー、えっと教材室。』
「オッケー。ほら持っていくよ。」
ジミンくんあんまり目立たない子だから意外に明るくてビックリ。
ガララ、
『はぁー、やっと終わった。ありがとうね!なんかして欲しいことあったらなんでも言ってね。』
「じゃあ今やってもいい?」
『えっ?』
ジミンくんはいきなり私を机に押し倒してきた。
『えっ!ちょ、まっ、』
言い終わる前にジミンくんは口を重ねてきた。
「はぁん、はぁ///」
『ぁん//』
私は苦しくなってジミンくんの胸板を叩いたら
やっと離してくれた。
『はぁ、はぁ、ジミンくん?』
「なんでもするなら僕の相手してよ。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。