HNside
朝、家族に接するだけでもこんなに疲れてしまうなんて。
やっぱり僕はダメだな。
こんなに辛いのに。こんなに苦しいのに、それを吐き出す勇気がない。
あんまり良くないけど、死んでしまいたいなんていつものように思ってしまう。
でも、そんなことをする勇気もない。
結局僕は弱虫。その一言に尽きてしまうのだろう。
あれやこれやと考えて、どんどん気分が落ちていく。
疲れた。
急に聞こえてきた声に体がビクッと反応する。
てっきりヒョンはもう学校に行ってたのかと思った。
というか、この状況少しまずいのでは…
良かった。ちょっと笑ってる。
つまりそこまで気にしてないってことだ。
笑って誤魔化す。
そうすればほとんどの事は丸く収まるって
いじめてきた人たちから教わった。
ヒョンが羨ましい。あの明るさが好きになれるなんて。
僕にはきっと、無理だ。
この暗闇と一生付き合っていくことになるだろう。
優しいな。と思うのと同時に
人に気遣いができるほどヒョンには余裕があるんだな、と感じる。
あぁ今日も孤独な一日を過ごすのか。
そう思うと気が遠くなった。
人と付き合うのは面倒くさい。
でも、いつか。
僕のことを優しく受け入れてくれて、一緒にいても安心できるような、
そんな人に会いたい。
そんなの無理なのにね。
この世界は今、どこに行っても居心地が悪い。
まるで僕を邪魔だと言うように。
ヒョンがリビングを出ると同時にこちらを振り向き、小さく呟いた。
え?
バタン。
ドアが閉まり、ヒョンが家を出ていく音が聞こえる。
一人で抱え込まないで?
それって僕に言ったの?
そんな、バカな。
本当の僕のことなんて分からないはずなのに。
なんだったのだろう今のは。
少しの間、寒いことを忘れていた。
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昨日はスキズちゃんデビュー4周年でしたね。
ほんとにあっという間だなぁとしみじみ思いながら一日を過ごしました。
というかそれをなぜ昨日投稿した方に書かなかったのか。
なんか、気が抜けてました…
✋














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。