第4話

2.
3,227
2022/03/26 08:32 更新

HNside




朝、家族に接するだけでもこんなに疲れてしまうなんて。





やっぱり僕はダメだな。





こんなに辛いのに。こんなに苦しいのに、それを吐き出す勇気がない。



あんまり良くないけど、死んでしまいたいなんていつものように思ってしまう。




でも、そんなことをする勇気もない。



結局僕は弱虫。その一言に尽きてしまうのだろう。



あれやこれやと考えて、どんどん気分が落ちていく。







疲れた。


リノ
リノ
え、部屋暗くね?
急に聞こえてきた声に体がビクッと反応する。
ハン
ハン
…まだいたんだ。ヒョン…
てっきりヒョンはもう学校に行ってたのかと思った。
というか、この状況少しまずいのでは…
リノ
リノ
なんでこんな暗くするの?ㅋㅋ
良かった。ちょっと笑ってる。



つまりそこまで気にしてないってことだ。
ハン
ハン
何となくかなㅋ少し日差しが眩しい気がしたしさㅋ
笑って誤魔化す。





そうすればほとんどの事は丸く収まるって
いじめてきた人たちから教わった。
リノ
リノ
そっかー俺はあれぐらいの明るさが好きだけどね
ハン
ハン
そうなんだ


ヒョンが羨ましい。あの明るさが好きになれるなんて。




僕にはきっと、無理だ。




この暗闇と一生付き合っていくことになるだろう。
リノ
リノ
俺そろそろ行くわ。あんまり暗いままにしておくと、目に良くないから程々にしとけよ〜
優しいな。と思うのと同時に
人に気遣いができるほどヒョンには余裕があるんだな、と感じる。
ハン
ハン
うん。そうするよ。いってらっしゃい
…ヒョン。
あぁ今日も孤独な一日を過ごすのか。




そう思うと気が遠くなった。




人と付き合うのは面倒くさい。




でも、いつか。




僕のことを優しく受け入れてくれて、一緒にいても安心できるような、




そんな人に会いたい。







そんなの無理なのにね。










この世界は今、どこに行っても居心地が悪い。



まるで僕を邪魔だと言うように。












ヒョンがリビングを出ると同時にこちらを振り向き、小さく呟いた。



リノ
リノ
一人で抱え込まないで。








え?





ハン
ハン
ヒョン?
バタン。




ドアが閉まり、ヒョンが家を出ていく音が聞こえる。









一人で抱え込まないで?




それって僕に言ったの?




そんな、バカな。




本当の僕のことなんて分からないはずなのに。




なんだったのだろう今のは。















少しの間、寒いことを忘れていた。







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昨日はスキズちゃんデビュー4周年でしたね。


ほんとにあっという間だなぁとしみじみ思いながら一日を過ごしました。

というかそれをなぜ昨日投稿した方に書かなかったのか。

なんか、気が抜けてました…








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