第14話

12.
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2022/05/20 12:37 更新



HNside




ヒョンが僕の手を取って優しく引っ張る。




その姿がまるで、おとぎ話に出てくる王子様のようだと思ってしまった僕はおかしいだろうか。






いやいや…そんなこと言ったら僕がヒョンのお姫様になっちゃうってことだぞ、と思い少し俯く。



それはなんか…変な話だからね…




リノ
リノ
俺の部屋でいい?
ハン
ハン
え、ヒョンの部屋…なの?
それはちょっと遠慮してしまう。



でもヒョンは戸惑っている僕に構わず自室の扉を開けて、僕を連れ込んだ。






ヒョンの部屋は、特に目立ったものは無い綺麗な部屋。




僕らは兄弟なのに、全くといっていいほどお互いの部屋に入らない。



あ、でもヒョンは僕の部屋に時々入ってくるな…





僕はなんて人に無関心なんだろう。





そんなことをぼーっと考えていたら
リノ
リノ
ほら、ちゃんと寝なきゃねっ
ハン
ハン
うわぁっ!?


ヒョンが後ろから僕に抱きついてきて、そのままベットに倒れ込む。



いきなりの出来事に驚きと恥ずかしさで熱くなる。


ハン
ハン
ヒ、ヒョン!!///



ヒョンは僕を手放さない。



頭にヒョンの息がかかり、さらに胸が高鳴る。



ヒョンよりも小柄な僕は、ヒョンの腕の中に収まっていた。




体全身で、彼の体温を感じる。
リノ
リノ
ん、ジソナの頭、いい匂いがする
バックハグされたまま頭の匂いをスンスンと嗅がれて少しビクッとする。



…くすぐったいよ…。と言いたかったが、何故か声が出なかった。







それよりも、とても暖かくて。






人の肌って、こんなに気持ちよかったっけ。






ヒョンが僕にしたように、僕もヒョンのベットの匂いを嗅いでみた。







甘くて、優しい匂い。




ヒョンの匂いだ。





それだけで、なんだか安心感があった。






少し、まぶたが重くなるのを感じる。



ぼんやりとした視界の中で、僕のお腹のほうに回されたヒョンの腕にそっと手を重ねる。





後ろにいるヒョンがふふっと笑う声が聞こえる。





小さな声で、おやすみ、と囁かれた。









そこで僕は自分の意識を手放した。














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たくさんの方々が読んでくださってとても嬉しいです。



これからもこんな感じでマイペースですが…よろしくお願いします…🙇‍♀️🙇‍♀️









余談ですが2kidsroomの味噌が尊すぎて…
毎日見てしまう…
これからも味噌お幸せに…






















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