神木 巡 side
僕、神木 巡は現在『寄宿舎』の中庭にいます。
理由は、寄宿舎の中庭にある『謎の建物』を調べるため。
確かに、この建物は僕も気になった。
そう言って、法王庁さんはドアをぐっと押すが開かない。
確かに…となれば、三人で押せば開くかな?
そう言って、三人で掛け声をしながらドアを押し続けた。
結果…三人がかりでも開かなかった。
なんなら、途中からラビルくんが自分の部屋からハンマーを取りに行って、ドアを殴っていた。
そういえば、僕の部屋にもあったな。ハンマーやドライバー、メジャーも入っていたな…。
すると、『食堂』の方から良い匂いがした。
花の香りみたいな…。
三人で『食堂』に行ってみると、そこには生駒さん、葉月さん、橘さんがいた。
こうして、僕らは皆で人参クッキーを作って橘さんが淹れてくれた"金木犀"の紅茶を頂くという何とも贅沢な休憩をした。
しかし、そんなことをしていたらとっくに12時半になってしまったのだった…。























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!