第15話

Chapter1-5【紅茶の匂いは秘密の香り】(非)日常編
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2026/07/24 09:51 更新
獅子堂 璃日人 side

私、獅子堂 璃日人は魅崎さん、雛内さんと行動を共にしています。

リーダーは、魅崎さん。理由は、まず雛内さんに
雛内 阿比留
雛内 阿比留
「キミ、リーダー向いてないんじゃない?」
と言われたので
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
「私も貴方はリーダーに向いていないと思います。」
と言ったので、魅崎さんがリーダーになりました。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
二階は…『美術室』があんなぁ。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
ん〜ボクの推測だけどさ、これ前はなかった気がする〜。
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
…そうですね。
『美術室』には、大量の絵の具が入ったバケツやデッサンに使う像やイーゼル、筆やペインティングナイフ…カッターとカッター板もありました。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
うわっ…物騒な…。
魅崎さんがペインティングナイフやカッターを見ながらそう言った。

これは、12時半に集まる時に言うべきですね。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
まぁ…『美術室』の探索はこれぐらいでいいとして…。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
ボク、"こっち"の方が気になんだよね。
雛内さんは、私と魅崎さんに電子生徒手帳のマップを見せました。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
…『超高校級の新体操選手の研究教室』…。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
これもさ、入学式前…いや、"彼女"が死ぬ前にはなかったよね?
彼女…根津 りぼんのことでしょうか?
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
行ってみる価値は、ありますね。
こうして我々は、『超高校級の新体操選手の研究教室』に向かうことにしました。
『超高校級の新体操選手の研究教室』はまるで、レッスンルームみたいな部屋でした。

床にはマットが引かれ、鉄棒や平均台が数個置かれていました。

確かに、新体操の練習に調度良さそうです。

しかし、我々が目に奪われたのは、部屋の壁に飾ってあった"掲示物"でした。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
……「20XX年、13歳の不良グループ"Rat"が〇〇商店に暴行をしたことにより、逮捕。」
雛内さんが掲示されている新聞の題名を読み上げました。

それ以外にも13歳〜18歳の不良グループ"Rat"に関する新聞が貼られていました。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
…これって…?
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
魅崎さん、どうかしましたか?
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
いや、この新聞だけなんやけど…根津はんの名前がありんす。
その新聞の題名は…

「高校生新体操選手根津 りぼん選手に"ドブネズミ"のタトゥーを発見。不良グループ"Rat"の元メンバーだと疑惑が…。」
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
…"ドブネズミ"のタトゥー?
雛内 阿比留
雛内 阿比留
見たところさー、
雛内さんが口を開く。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
その不良グループの"Rat"って集団、チームの証しとして"ドブネズミ"のタトゥー入れてるみたい。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
ほら、この不良グループ"Rat"を追跡したって新聞に載ってる写真の人にあるじゃん?
確かに、別の新聞に載ってる人物には首筋に"ドブネズミ"のタトゥーが入っている。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
でも、この人達…ちょっと前に解散しているでありんす。
それは、『不良グループ"Rat"の元メンバーにインタビュー!実は解散している?』という新聞記事。

内容は、不良グループ"Rat"の元メンバーへの独占インタビューでした。

しかし、その中で妙な発言がありました。
「何故、"Rat"は解散されたんですか?」

「実は…リーダーから解散命令が出たんすよ。リーダー、ある人から新体操選手?にならないかって、スカウトが来て。」

「まぁ、運動神経めっちゃ良いんすよね、リーダー。男の俺なんかより、喧嘩も強かったし。」
雛内 阿比留
雛内 阿比留
これさ、多分だけど…。
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
『根津 りぼん』のことですね。
雛内 阿比留
雛内 阿比留
だよね。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
…確かに、"足洗った"とか言ってたもんなぁ。
そう、根津 りぼんの正体は不良グループのリーダーだったのです。

しかし、私はそれに酷い違和感を覚えたのです。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
…獅子堂はん、大丈夫?顔色悪いねんけど…。
魅崎さんがそう言って、私のことを心配してくれました。
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
…すいません。
魅崎 緋綺
魅崎 緋綺
体調悪いんやったら、どっかで休むか…?
獅子堂 璃日人
獅子堂 璃日人
…問題、ないです。
私はそう言った。

ただ、私の中の違和感はまだ拭えていなかった。

私は、知っていたような気がした。

この"真実"を…『根津 りぼん』のことを…。

そして、こう思ってしまった。


























































































この真実を、"巡"に伝えたら…どう思ってしまうのか…と。

まるで、"彼"のことを…心配するかのように。

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