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第1話

第1節 異世界召喚
400
2018/06/19 18:56
俺は…私はスマホゲームをしていると
突然眩しい光に包まれてしまった……
そして目を覚ますと魔法陣の上に寝そべっていた
春風 夜雉
…此処は
魔法使い
おぉ 勇者が目を覚まされたぞ
早く嬢王陛下に報告を!
兵士A
はっ!〔嬢王の所に向かう〕
〔魔法陣の上で軽く震えている〕
春風 夜雉
…魔法陣?
ファンタジーやゲームみたいだな
魔法使い
勇者殿 ささ此方に
嬢王陛下がお待ちしております
春風 夜雉
そうか?〔雫の方を見る〕
ビクッ!〔涙目で震えている〕
春風 夜雉
はぁ〔手を繋ぎ一緒行こうという感じの仕草をする〕
…〔夜雉の手を取り付いて行く〕
魔法使い&兵士B
ささ此方でございます
大きな扉を開けると其処には多くの大臣や兵士がおり目線の先には王女が居た
春風 夜雉
……広い所だな
〔人が多いので夜雉に抱きながら移動する〕
春風 夜雉
【人見知りか?】〔頭を撫でてあげる〕
〔少し笑顔になるがまだ緊張と恐怖があるみたいだ〕
嬢王
よくぞ来てくださいました 勇者様
春風 夜雉
よくぞ来たくれたと言うけどさ
勝手に召喚してるよな
大臣
嬢王陛下になんて無礼な口調で喋るんだ
兵士よ此奴を此処から追い出せ‼︎
嬢王
よいよい
此方が勝手に呼び出しているのです
怒るのも無理はありません
春風 夜雉
【別に怒っていないのだがな】
まぁいい〔袖口から煙管を取り出して咥える〕
嬢王
? それは?
春風 夜雉
嗚呼これか?
俺らの世界で言うたばこの古い物
煙管と言う物だ
吸って見るか?
嬢王
いいのか? では少し吸ってみたい…
〔手を伸ばす〕
大臣
駄目ですぞ
もしも毒が塗ってあったら…
春風 夜雉
俺が咥えてしまったがまぁいいか
〔そのまま渡す〕
嬢王
けふっけふっ〔咥えて吸って見ると咳き込む〕
大臣
貴様!
春風 夜雉
無理もない 慣れていないと到底咳き込んでしまう
嬢王
そうで…あったか
〔咳き込みながら煙管を返す〕
春風 夜雉
嗚呼〔煙管を咥え煙を吐く〕
それで何用で召喚したんだ?
この後大事な会議があったんだが…
勿論戻れるんだよな?
嬢王
……勿論戻れるには戻れるけど…
それには条件があるわ
春風 夜雉
条件?
嬢王
えぇ
安心しなさい
貴方達を返す時には召喚された時と
変わらない時間だからつまり元の世界は
時が止まっているのよ
春風 夜雉
なるほどなら安心だな
〔夜雉の袖を強く握りしめている〕
大臣
っ…〔イライラしている〕
春風 夜雉
それで条件はなんなんだ?
嬢王
条件はこの世界を救っていただきます
春風 夜雉
……は?
大臣
聞こえなかったのか‼︎
この世界を救ってくださいと言ってあるんだ
春風 夜雉
それは聞こえている
どうやって救えと言うんだ
俺らには力は全くないぞ
〔頷く〕
魔法使い
いえ あなた方には召喚した時に再現できる
程度の好きな能力に目覚めるよう
に魔法陣の設定を弄ったので再現できる
程度の好きな能力を持っているはずです
春風 夜雉
そうなのか?
魔法使い
はい
大臣
ほぉ?ならばやって見せよ
春風 夜雉
と言われてもなぁ
なんな能力かわからないしな
〔さっきまでやっていたゲームとアニメを思い出す〕
〔考えている〕
大臣
やはり偽物であったか…
兵士ども此奴らを牢に焚べよ
そして奴隷商人に売り付けるのだ‼︎
嬢王
‼︎
それは私が許しません!
大臣
いえ 嬢王陛下これは立派な犯罪ですぞ
勇者を名乗った時点で犯罪者でございます
軍隊長
では覚悟して下さい
春風 夜雉
覚悟しろと言われてもなぁ〔雫の方を見る〕
〔今にも泣きそうな目をしている〕
春風 夜雉
子供を泣かしちゃ行かんじゃろ
って言うことで前略で拒むよ
軍隊長
そうか…ならば死ね
〔鞘から剣を抜き構える〕
兵士の大群
〔兵士全体が銃を構える〕
春風 夜雉
はぁ【どうしたものか】〔頭を搔く〕
〔夜雉の手を強く握りしめる〕
嬢王
今すぐにやめよ
大臣
いいや 今すぐ執行せよ
軍隊長
はっ〔剣を構えたまま突っ込む〕
兵士の大群
〔突っ込むと同時に一斉に発砲する〕
‼︎〔目を瞑る〕

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