2日目の朝
食堂
渡されたのはフライパンとお玉だった
らっだぁの部屋の前
コンコン
ガチャ
中ではらっだぁがすやすやと寝ていた
フライパンとお玉を見せた
緑色の部屋の前
その瞬間らっだぁさんはフライパンとお玉を鳴らして
らっだぁと緑色が全力疾走で地下室へ向って行った
——————————————————
あなたはお玉でフライパンを叩きながら
と言っていた
しばらくすると通路の奥からガンッと言う鈍い音が聴こえてきた
うん、逃げよう
逃げなきゃ死ぬよこれ うん
待てって言われて待つ人はらっだぁさんぐらいですね はい
らっだぁさんが何か投げた
それがばどきょーさんの足元で割れた
真っ暗で何も見えない地下室が
激しい光に包まれる
光が収まるとばどきょーさんがへなへなと座り込んでいた
———————————————-
食堂
期限まで残り30日
—————————————————————



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!