何を勘違いしているんですか!
それに兄さんなんのことか分かってなくて固まってるんですけど!
もう、動いてくれよ兄さん!
違うってばぁぁ!
あ、流梨花姉さんに言ったらわかるかも。
驚いた顔で私を見つめる流梨花姉さん。
他の2人はキョトンとした顔をしていた。
うちの家族は謝るのが得意なの?
確かに大切なことだけど、どこにも謝る要素がないときには、お礼だけでいいの。
部屋からひょこっと、顔を出してこちらを不安そうに見ている。
それから、私たちに聞こえる声で。
はっきりと、そう言った。
次の日、眩しい太陽に、起こされた。
それとプラスで、由篦の叫び声に目を開けざるおえなかった。
そう言って、由篦を抱きしめる。
部屋のドアを開け、階段を降りるとその近くには、洗濯籠を持って洗面所から出てきた李夛が。
そんな会話を交わしてまた二階に上がっていく李夛。
きっと洗濯物の手伝いだろう。
もう朝ごはんを食べたのかと、少し感心した。
急いで席に着く。
今日の朝ごはんは目玉焼きメインだった。
毎日のごとく美味しそうなご飯。
いや、もっと寝坊して食べれなくならなくてよかったわぁ。
桃姉さんがそういうとリビングにいる兄弟が全員手を止める。
気にせずご飯を食べていても一気に視線が集まったのがわかった。
そんなことを言われるとは思わず呑気に。
あぁ、このことを知らなかったら今日も本心から楽しめただろうに。
__________ 宮城 ?
千佳ものすごい勘違いしてた( 笑
ちなみに大体そのノリで流梨花も誤解すること
多め( 笑
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!