目の前には、傷だらけで気を失った弟と妹がいる
僕は直ぐに脈を確認する
生きてる…
ずっと名前を呼び続けた
すると弟が目を覚ました
何かを思い出したかの様に此方に訴えかけてきた
何を云っているんだ?
何も分からない
如何したのか聞こうとした
ドン
鈍い音が頭から聞こえた
殴られたのだ
視界が段々狭くなっていく
弟達は何かに連れて行かれそうになっていた
何かを云ったようだが、聞こえない
目を閉じた
僕は目が覚めた
汗が服に滲んでいる
最近、ずっと此の夢を見る
何かの起こる前触れだろうか
コンコンコン
内心、焦っていた
魈にバレてしまうのかと
30分後
風呂から上がり髪を乾かした
支度が出来たので下に降りた
………怒ってる?
5分後
準備が終わった
僕等は家を出た
不味いな、夢の事があって記憶げ曖昧だ
如何すれば、あの夢を見なくて済むのだろう?
そう考えていると、太宰と国木田くん、敦くんが見えた
朝から喧嘩してる
敦くんはおどおどしてるし…
やっと気付いてくれた
視線が僕の方に集まった
国木田くんが時計を見た
敦くんに何処に行くか説明して…勿論、入社試験の事は秘密で、僕達は武装探偵社へと向かって行った













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!