第20話

それはシリアスですか?
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2021/03/08 11:34
「もうやめてッ!私の大木でご飯をたかないでくださぁぁぁい!!!」

ある日、誰かが泣き叫ぶ声が青空に響き渡った。
夢主
……
五条
五条
ねぇ何あれ…元気なくね?
夏油
夏油
あ〜…天元様がとうとう泣き崩れてしまったらしく…大木を全部没収されたらしいんだ
家入
家入
ブッフ…www、ングゥ…フッwww
夏油の答えに五条は真顔になるしか無かった。
泣き崩れる天元様ってなんやねん、思わず脳内でそうツッコンでしまう。
家入
家入
いやーまじウケるね
ツボに入っていた家入が息を乱しながらそう言う。
なんでそんな笑ってんだよ、と疑問に思うが聞かないでおいた。ぶり返されたら話にならない。
夢主
何わろてんねん…おめぇらは事の重大さに気づいてねぇみたいだな?
五条
五条
お前がそれ言う!?
家入
家入
ブッフwww
ゆらりとゆっくり立ち上がり言葉を吐いたあなたに思わずツッコんでしまう。しかしあなたは顔を下に伏したまま立ち上がりどこぞのホラー映画よろしくこちらに近寄ってくる。
夢主
大木を没収されたってことはなぁ!…………
あのご飯が一生食えねぇってことだぞ!?
...。


さしすにクワッと言う効果音が着きそうなくらい強く言い放ったあなたと言い放たれたさしすの間に沈黙が流れる。
五条
五条
え……マ?
夢主
そうだよッ!私じゃあの味は出せねぇ……今日からは普通の白飯だよ……文句言うならくそミカン上層部に言いやがれチキショウ!!
そう言って泣き出すあなたを唖然とした顔で見る。
そして夏油はいいことを思いついてしまった。
夏油
夏油
あ〜…提案なんだけど、天元様の木を貰う代わりに呪術界を裏切らないって言う縛りを結んだらどうかな?そしたら君は私たちの敵になることは無いし天元様の木でご飯も炊けるよ!
...。

夏油の発言に今度は五条と家入が真顔になる。
そんなんでこいつが頷くとでも?と言いたそうな顔だ。
夢主
…………採用ッ!
五条
五条
はぁっ!?
家入
家入
マジかぁ…
ビッと親指を立てるあなたはなんと夏油の提案を採用してしまったのだ。あなたの採用に真顔だった五条と家入は目が飛び出るんじゃないかと言うほど驚き、それを隠せないでいた。
夢主
でも協力したり裏切らないだけで君たちのことを絶対に守るって訳じゃない、そのことは覚えておいてくれたまえ!
夏油
夏油
わかったよ、じゃあ上に報告しに行こうか
その後、呪術界に全面協力、呪術界を裏切らない、天元様の木で炊いたご飯を少し譲ること、を条件に縛りをかし天元様の木はあなたの手元に舞い戻ってきたのだった。



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夢主
ごめんね…宿儺、ちょっと敵になるわ…私の罪は大きすぎるからちょっと償ってくるね…

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