…
近くでミナ様の声がする。
何かを言って微笑んでいる。
これって。
夢だよな?
現実でこんなにミナ様に近づけるわけがない。
。。
夢ならーーー
もう少し、近づいてもいいよな…?
ーーーー
ガタッ
なんか頭がガンガンする
ベッドに肘ぶつけたし…
ミナ様が、笑ってるーーー!
こんな近くでーーー。
、
あれ、
なんでこんなに近くにミナ様がいるんだ?
あれ…?
僕、、何してんだ?
可愛い!?
ガチャ
ーーー
モモ様とサナ様の隣…!
、
しばらくの沈黙。
そして、
ついにナヨン様が口を開いた。
。
そう言ってナヨン様は、
サナモモの落書きによって読みにくすぎるホワイトボードを使って
“彼氏役”の意味を説明してくれた。
ようするにー。
①TWICEはとても人気だが、皆にチヤホヤされるだけで実は一回も告白されたことも付き合ったこともない。
②高嶺の花扱いに飽きたTWICEは、普通の恋愛がしたくなった。
③でも、普段自分たちをチヤホヤしてくる男だと、やはり高嶺の花扱いされるから意味がない。
④だから、普段私達になかなか近づいてこないあなたを彼氏役にして、カップルごっこをしようということになったーーー
⑤これから一日交代で、TWICEの彼氏役をしてもらう。
グサッ
。
しばらく僕は、
突然の任命と急接近に驚きが隠せなすぎて、
その場に立ち尽くしていた。
。
そして
これから
TWICEと僕とのカップルごっこが始まる…!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。