第3話

会話してみる
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2020/07/09 01:47 更新
あなたの座っていた椅子はガタリと音を立て
あなた
あ、あの!
あなたが勇気を出して話かけると、その人は振り返った
???
あ?
あなた
えっ…
思わず、声を出してしまった
驚くほどのイケメンである
神代色の瞳を覆う睫毛は人より少し長く、伏せがちな目でしっかりこちらを見ている
高い鼻に、艶のある白い肌
口紅をつけているわけでもないのに柔らかな赤の唇に、射抜かれそうだった
???
あんた、昼にベンチに座ってた奴か
あなた
そ、そうです…!
その件は、本当に感謝してます、ありがとうございます!
???
んなの言わなくても当たり前のことしただけだろ
馬鹿じゃねぇの
少々棘のある言葉だったが、男らしく今にも惚れそう、
いや惚れていた
あなた
す、すみません
私はあなたという者です。良かったら一緒に飲みません?
その人は一瞬目を細めたが、すぐに顔を緩めてフッと笑った
???
オレはサソリ
宜しくな
あなた
サソリさん…!
宜しくお願いします!
その頃、デイダラは飲んだくれて机に伏せていた
あなた
お、お隣失礼します
サソリに隣の椅子をポンポンと叩かれたので、横に来いと言っていると解釈し座った
サソリ
……
じっとあなたを見つめるサソリ
サソリ
案外可愛いじゃん
あなた
え、あ、ありがとうございます
とにかく仲を深めたかったので、1から100までなんでも話をした
サソリも何かしら吐いて、大分笑顔を見せるようになった
あなた
すごいですね!
じゃあ、お仕事とかってデザインとかクリエイティブ系なんですか?
サソリ
違うな
あなた
えっ、なになに?気になる!
サソリ
人前では言えねぇようなことしてる
あなた
うそ、じゃあ秘密ってこと?
サソリ
そうしておく
あなたも普段の気分に戻ってきた
友達感覚で話をして、時間も結構経過していた
サソリ
そろそろ帰るとするか
あなた
えー、もっとお話ししたいです!
サソリ
フン
これ以上は喋ることねぇよ
ろくな人生歩んでないからな
あなた
なんでー?
じゃあLINEくらい交換しましょうよ!
サソリ
残念
あいにく携帯を持ってきてねぇわ
IDも覚えてるようなたちじゃねーし
グーグー寝るデイダラを横目で見て、ヒソヒソとサソリに耳打ちをした
あなた
なら、明後日
明後日また、この時間にこのお店で会いましょ?
その時はきちんと携帯持ってきてね?
ある程度、男を堕とす方法を勉強をしたあなたは、上目遣いであなたより身長の高いサソリの目をじっと見つめた
サソリ
分かったよ
来りゃ良いんだろ?
あなた
携帯持って、ね?
サソリ
はいはい
あなたがタクシーを呼んで、デイダラを引きずって行った後
サソリが赤面をしていたことは居酒屋の店員しか知らない

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