いつもみたいなやり取り。
これがどうも癖になるんだよね。
阿部あなた。
俺が大好き、というかなんて言うんだろう。
惹かれる人間?
一緒にいて楽しいと思えるひと。
そしてずっと一緒にいたいって思えるひと。
…ラーメンって、言ってませんでしたっけ?
激辛、だと、
いや、嫌いじゃないよ?
べ、つに、得意じゃないとかはないよ?
ぜんぜん、全然、たべっられるよ?
彼女に隠し事は無理だ。
白状するしかない。
すっげぇ、これがコネの力ってやつなのか。
ねぇ、今Google先生に店名聞いたらさ...
え、口コミがね?
全部全部全部全部全部ぜぇぇぇぇんんんぶ、
「めっちゃ辛い」
的なことばっか書かれてるんだけど。
でね?
気になる口コミが、
「辛いの抜きって注文したのにかなり辛かった」
...あれ?あれれ?あれれれれれれれれ??
たまに高圧的というか平安貴族みたいな感じ?
顔もキリッとしてカッケェの!
小さいことだけど、俺、この人のこういうところに惚れたんだよ。
絶対食前食後は、
いただきます、とごちそうさま、を欠かさない。
正しい、綺麗な箸の持ち方をする。
食事のマナーがしっかりしてるんだよ。
そしてね?
俺が一番惚れたのは、
この顔だよ。
この顔見れてる俺は、世界で2番目に幸せなんだと思う。
もちろん1番は、
俺が大好きな人だけどね。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!