シャワシャワシャワシャワシャワシャワ
ふ、強がっとる。かわええ
急に二人に振り返られて、思わず肩が震える。
巻がそういった手を喉に詰める真似をする。
ぐろ!!!
...?
何今の
仕方なかったって、どういうこと?
ヒカル、なんか関係しとるんかな
「あっ、林道ってあっこ?」
すんごい怖がってる人見ると、逆に冷静に
なれるよなぁ
あれ?
そう深々と謝られると、これ以上何か言う気もなくなってしまった。
「また林道通って帰らなあかんのだる」
「アッ虫に刺された」
おいなんか始まっちゃったよ!!
興味ないよ!!
ビュオオオオオオ
強い風が吹いた。
スカートが捲れあがる。
あなたの下の名前は少し硬直したものの、素早く前側を押さえた。
折られて短くなったスカートの中身が、前後にいる男子高校生二人の目に入るには十分すぎる時間があった。
目を合わせようともしない二人のその感じに、だいたい察してしまった。
バシンっ
三人とも気まずさを感じており、一定の距離感をとりながら誰も話さず歩いていた。
ざっ
列の最後尾───よしきが立ち止まる音がした。
思わず振り返る。
彼の視線は林に釘付け。
近寄って話しかけようとも、彼は何の反応も示さない。
よしきはむっつりだと思ってる












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!