スパンッ
ヒカルは勢いよく扉を閉めた。
じわじわと壁側に追い詰められる。
ヒカルから少しどろりとしたものが出る。
ドン、と音をたて壁にぶつかる。
見てたんかい!!!
先輩の前でずっと猫被ってるから
その姿見られたんむっちゃ恥ずいやん!!
腰と両手にナニカが優しく絡みつく。
両足の間に、ヒカルの膝がはさみこまれる。
う、動けな...
あ、まっず〜地雷踏んだ〜
そう思ったのも束の間、ヒカルの膝が壁に沿って上がっていく。
これ...擦れてちょっとやば...
腰に巻きついているナニカでゆっくりと前後に擦られる。
口の中に指を突っ込まれ、舌や上顎などを確認するように触られる。
自分の手によってじわじわといじめられる好きな人の姿を見て、ヒカルは熱いものを覚えていた。
止まっ...た?
ちゅっ
ヒカルは首筋にキスをした。
腰と手の拘束が外れる。
足に力が入らず、あなたの下の名前は床に崩れ落ちる。
ヒカルはしゃがみ、目線をあわせた。
首筋のキスをした辺りを愛おしそうに撫でながら話した。
その一瞬だけ、ヒカルの目が赤く染まったような気がした。
ヒカルがいなくなった後の部屋。
なんなんあれ〜!!!もう無理やん!!
明日からどんな顔して会えばええん!?
ほんっと最悪〜終わった〜
もうお嫁いけませ〜ん
はあ...もうまじで...
愛が重すぎる...
後日談
ヒカルがいなくなった後の部屋
スッ カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
先輩 ごめん!もう返事もいりません!なんならもうあ
なたに近づかないので!いつかまた会いましょう
さようなら!
首筋の赤い跡が気になった。
ヒカルとの間にあったあんなことやそんなことを思い出した。
その後、「虫刺され」と称して毎日首に絆創膏を貼って登校した。
ヒカルは少し顔を赤らめてニヤニヤし、その様子で大体察したよしきはヒカルへの警戒心が強くなった。
あーちゃんにはばれた












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!