その日…7月8日は私の誕生日だった。
でも、誰からも祝われることもない唯の日常。
そりゃ、化け物の誕生を祝うわけない…。

今回はこだまの子の辺りの魔物を狩るか…。
その後に花翼の集の辺りも…。

全く…今日くらい休んだら?

シトラリ、どうして?

今日はアナタの誕生日よ?

それが何?
誕生日が特別なわけじゃない。
あ、嫌がらせが増えるって意味では特別か…。

そうじゃなくて!
もう…こっちに来て!
私はシトラリに腕を引っ張られ旅人の壺の中に来た。

遅いぞ、シトラリ!

あなたがなかなか来てくれなかったのよ!

ばあちゃん、もしかして無理やり連れてきた…?

だから私が行くよって言ったのに〜…。

私も、行きたかった…。

私が行ってもよかったのよ?
そこには国問わず、沢山の人が集まってた。
中にはナヒーダ様やアルベド、クレー、フリーナ、胡桃、影さんも居た。
どうして…。

あなたの誕生日を盛大にお祝いしたくて、旅人に話を持ちかけたの。
それで、あなたと仲のいい友達をたくさん呼んだのよ?

久しぶりだね。

クレーね、あなたちゃんにまた会えて嬉しい!

久しぶりだね!
ていうか、大切なことはちゃんと教えてほしいよ!
今回は偶然スケジュールが空いていたけどさ…。

あなたは自分の事話すの嫌いだもんね〜。
でも、誕生日と好き嫌いは教えて欲しいな〜。

同意します。
まぁ、友の誕生日ならどんな用事があっても時間を作りますけどね。

みんな…。

あなた、こういうパーティーとかあんまり参加したことないと思ってサプライズで誕生日パーティーをする事にしたんだ。

ちゃんと、心も休めれるようにマーヴィカは呼んでないさ。
安心してほしい。
マーヴィカは居ない…。
なら、ほんの少しだけなら、良いかな…。

相棒〜誕生日ケーキ持ってきたよ〜。

ありがとう、ナヴィア。
ほらあなた、蝋燭の火を消そう。
私は流されるまま席に着き、目の前にケーキを置かれた。

願い事を思い浮かべながら、蝋燭の火をふーって消してね。
願い事…。

(この古名を私に与えた相手を知りたい…。)
ふーっと蝋燭の火を消した。

お誕生日おめでとう、あなた!

おめでとうございます。

おめでとう。

あなたちゃん、おめでとう〜!

おめでとう!

おめでとう。

誕生日、おめでとう。

お誕生日おめでとう〜!

お誕生日おめでとう…!

誕生日おめでとう。

誕生日おめでとう、私の1番のお友達。

おめでとう〜!

誕生日おめでとう〜!

あ、ありがとう…。
祝われるの、慣れてないな…。

さっ、プレゼントを渡そう!
僕からはこれさ!

これは?

今度フォンテーヌである歌劇のチケットさ!
歌劇…。

私からはこれ。

キャンディのはいった瓶?

私のお気に入りをたくさん詰め込んだのよ。
頭を使うには甘いものが必須だからね。

私からはこれを。
影さんは髪紐を渡してくれた。

貴女の髪は長く綺麗ですが、結んでる紐がかなり古くなってたので…。

気を使わせてしまってごめんなさい…。

気に入ってくれたなら幸いです。
神様から誕生日プレゼントか…。
嬉しいかな…。

私からはこれ!
綺麗な石なんだよ。

私からは青色のぷくぷくフロート!
これで何時でも流泉の衆に来て遊べるね!

2人とも、ありがとう。

ぼくからは採れたての野菜を。
後、イファからの伝言だ。
『ちゃんと休息と食事をとってくれ』って…。

まぁ、気をつける。
あと、野菜ありがとう。

私からはオススメの娯楽小説よ。
最近八重堂の新作が出たの!

時間があったら読んでみるよ…。

クレーからはこれ!
新しく作ったボンボン爆弾だよ!
危なかったらこれ使ってね!
クレー、爆弾作られるのね…。

ありがとう。

私はこれを。
こだまの子に来ていた璃月の商人から買ったものだが…。
あなたの目の色に似ていた。
チャスカは青色のきれいな石を渡してきた。

綺麗な石…。
ありがとう。

私はこれ!
ヘアオイルとブラシ!
きれいな髪なんだから、手入れもしないとね?

ありがとう…。

僕からはこれを。
アルベドさんは便箋と万年筆を渡してきた。

これで少なくとも手紙でやり取りはできると思ってね。
ナタとモンドは遠いから気軽に行ける距離じゃないからね。

ありがとう、大切にする。

あ、それと!
これはママから!

!?
アリスさんから?

伝言もあるよ。
『誕生日おめでとう、何時でもモンドに来てね』。
クレーから箱を受け取り、開けるとクレーの鞄についてるドドコに赤い魔女の帽子が被った感じのドドコが居た。

ドドコだ〜!

それはこの前の…。

『やっほ〜!
アリスさんだよ〜!』

うわっ!?

ぬいぐるみが喋った?!

魔女の類かしら…?

『あくまでこの声は録音よ。
それからこれは、アルベド先生に預けてる通信機と繋がってるから、何時でもアルベド先生とお話できるわよ。
そして、お誕生日おめでとう。
直接お祝いできなくてごめんなさい。
また、会いに行くわね。』
ドドコは喋らなくなった。

これは予想外だね…。

アルベドお兄ちゃんのところに行けば何時でも、あなたちゃんと話せるってこと?

簡単に言ったらそうだね。

やった〜!

ありがとう。

私とパイモンからはこれ。
旅人とパイモンは2枚の本?をくれた。

1冊はこれまで旅してきたところの綺麗な場所を写真に撮ったやつだ!
もう1冊は初代水神の御伽噺の絵本だ!

!
エゲリア様の?

フォンテーヌの友達に聞き回って何とか手に入れたんだ。
あなた、ナヒーダとエゲリア好きみたいだから。

ありがとう、旅人にパイモン…。
本当にありがとう…。
私は僅かに涙を流した。

えぇ?!
そ、そんなに嬉しかったのか?

エゲリア様とは、会えないまま死別したから…。
できるだけ情報が欲しいってあちこちで集めてたの。

なら、璃月にいる純水精霊を紹介するよ。

おう!
純水精霊は水神の眷属だからな!
その日の夜は旅人の家で泊まった。
『何で生まれてきたんだ…!』
『何であんたが生きてて、あの人が亡くなったの…?!』
『あんたが死ねば良かったのに…!』
『この人殺し!』

っ…!
ゆめ…か…。
やっぱり、私には休みは与えられない…。
休めば悪夢を見る…。
あんなの、何回も観るものじゃない…。

夜は嫌い…でも、太陽はもっと嫌い…。

夜も太陽もない所に行けないだろうか…。
まぁ…そんなところ無いだろうけど…。

眠れないのですか?

影さん…。
えぇ、夢を見て…。
影さんは?

夜のお散歩です。
影さんはそう言った。
ほんの…ほんの少しなら、本音を言ってもいいよね…?

影さん、私の話を聞いてくれますか…?

どうされました?

私…もう、疲れたんです…。
誕生日は、呪いの日…。
今まで祝われることなく、嫌がらせされる日々で…。
本音を言っちゃうと、私はナタがどうなろうとかまわない…。
それに、神の目も草元素か水元素が良かった…。

…お疲れ様です。
稲妻は何時でもあなたを迎え入れます。
私はあなたの後ろ盾になりましょう。
困った時は私を頼ってください。
影さんは私を膝枕してくれて、そう言ってくれた。
その夜は、安心して眠れた。
影Side

私はあなたの後ろ盾となりましょう。
そして、あなたの休む時間をいくらでも稼ぎます。
稲妻には娯楽も揃ってます。
休暇にはちょうど良いですよ。
私は眠った彼女の頭を撫でながらそう言った。
バルバトスも引き抜く用意を始めているようですし、私も始めますか…。

ほんの少し、待っててください。
必ず、引き抜きますから…。
いいねして作者を応援しましょう!
続きはまだありません
アプリなら
お気に入り作品の更新をPush通知で受け取ることができます!
「パイモン」との夢小説、ココにあります
ノベルスタジオならストーリーは無限大!
あなただけの夢小説に出会える!
スポットライトでみんなに広めよう!
web版でスポットライトを当てる
「スポットライトを当てて読む」を押すと動画が再生された後にスポットライト限定チャプターに遷移します。
スポットライトを当てるだけ!
小説をたくさんの読者に届ける方法とは?
keyboard_arrow_down
スポットライトを当てるだけ!
小説をたくさんの読者に届ける方法とは?
「スポットライト機能」は好きな小説をたくさんの読者に広めたり、作家に応援の気持ちを伝えられる機能です!
- 1
小説にスポットライトを当てる
「小説にスポットライトを当てる」ボタンを押そう!
あなたの好きな小説や、自分が書いた小説にもスポットライトを当てられます。
- 60分につき3回までスポットライトを当てることができます。
- 「名前をひみつにする」にチェックを入れて当てると、スポットライトユーザー一覧に名前が掲載されません。
- 2
スポットライト小説枠に掲載される
スポットライトを当てた小説は、以下の場所にあるスポットライト小説枠に掲載されます!
- 検索ポータルページ
- 小説詳細ページ下部
- チャプターページ下部

- スポットライト小説枠に掲載される小説は、ユーザーごとの好みに合わせて表示されます。
- 3
たくさんの人に読んでもらえる
好きな小説や自分が書いた小説にスポットライトを当てて、たくさんの人に読んでもらおう。
応援の気持ちを伝える手段としても使えます!
スポットライトユーザーランキング
いまなら1位になれるチャンス!
上のボタンからスポットライトを当ててみよう!

- 1
− - 2
− - 3
−
関連するスポットライト小説
- ファンタジー

誇り高き ” 学園 ” 【 参加型 】〆
元素力を持つものが通うテイワット学園 。 何をするか、何を目指すか、何を求めるのか。
favorite 106grade 23update 2026/03/16 - ホラー

【原神洗脳】神の心は波打った。
脳が支配される感覚。 あぁ、これが 「最高の祝福なんだ__!!」 「手を取ってよ!!!!!!!!!」 神の祝福、それは神の目。 元素の力は次第に暴走し、世界を破滅へと追いやる__。 神の心はどくんどくん、と高鳴っていき、次第に残るのは数名の英雄のみ。 「救おう、この世界を。このテイワットを、!!」 _______原神、洗脳パロ。 ¿¿¿¿¿??¿ 1章 心折られし真の英雄 2章 あなたの愛情はどこから 3章 知恵は光の筋となりて 4章 公平と正義の天秤 5章 ゆびきりげんまん。 番外編 火の闘技場 6章 稲光、永遠に紡いで Now 7章 離れていても、真の仲間。 8章〜 ??? __________ 表紙 山の上の黒猫様 https://novel.prcm.jp/novel/jMWbyEBeRgDYqVh098CK
favorite 6,345grade 512update 2026/04/17 - 恋愛

戦闘狂には弟子がいます
「あの子の調子はどう?」 あるモンドの昼下がり 聞こえてくるのは誰もが知る大団長と吟遊詩人の会話 「いい調子だ、少なくともあいつに着いていけてる」 この会話に出てくる『彼』とは 西風騎士団遠距離小隊副隊長、ローエンの事だ 『遠距離小隊における最も鋭い矢』 『一筋の鋭い光を手に戦場を疾走する影』 『空を裂き飛来する矢弾の如く、それ以上に苛烈』 「ていうか、君が弟子入りを進めたんでしょ?」 「まぁな、選択は間違ってなかったみたいだ」 「ふーん………ふふっ、君のお陰だね」 「ん?俺お前に何かしたか?」 「ううん、なんでもないよ」 _____『彼女』が『彼』に弟子入りして数日の会話
favorite 89grade 61update 4日前 - 恋愛

原神
暗闇を灯す光… 永遠を交わす契約書… 変わり果てる世界でたった一人の私が願いを輝光するお話。
favorite 859grade 191update 2024/10/19
コンテスト受賞作品
もっと見るONE N’ ONLYオーディオドラマ原案コラボコンテスト



編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。