その日…7月8日は私の誕生日だった。
でも、誰からも祝われることもない唯の日常。
そりゃ、化け物の誕生を祝うわけない…。
私はシトラリに腕を引っ張られ旅人の壺の中に来た。
そこには国問わず、沢山の人が集まってた。
中にはナヒーダ様やアルベド、クレー、フリーナ、胡桃、影さんも居た。
どうして…。
マーヴィカは居ない…。
なら、ほんの少しだけなら、良いかな…。
私は流されるまま席に着き、目の前にケーキを置かれた。
願い事…。
ふーっと蝋燭の火を消した。
祝われるの、慣れてないな…。
歌劇…。
影さんは髪紐を渡してくれた。
神様から誕生日プレゼントか…。
嬉しいかな…。
クレー、爆弾作られるのね…。
チャスカは青色のきれいな石を渡してきた。
アルベドさんは便箋と万年筆を渡してきた。
クレーから箱を受け取り、開けるとクレーの鞄についてるドドコに赤い魔女の帽子が被った感じのドドコが居た。
ドドコは喋らなくなった。
旅人とパイモンは2枚の本?をくれた。
私は僅かに涙を流した。
その日の夜は旅人の家で泊まった。
やっぱり、私には休みは与えられない…。
休めば悪夢を見る…。
あんなの、何回も観るものじゃない…。
影さんはそう言った。
ほんの…ほんの少しなら、本音を言ってもいいよね…?
影さんは私を膝枕してくれて、そう言ってくれた。
その夜は、安心して眠れた。
影Side
私は眠った彼女の頭を撫でながらそう言った。
バルバトスも引き抜く用意を始めているようですし、私も始めますか…。




























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!