第59話

59.
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2024/10/23 13:32 更新
あなたの下の名前side






優しくされることが怖くなってしまった
それはもう今に始まった事ではない
今まで、お兄ちゃんたちから大きすぎるほどの愛をもらって、多すぎるくらいの幸せをもらって、溢れるくらいの暖かさをもらった


それが突然変わった
人の優しさの裏には、必ず黒いものがあるんだと、知ってしまった

それを知ってしまったからには、私はもう誰も信用できない
優しくされた人ほど、その裏を疑ってしまう
はると
…なんかあったら連絡しろよ
はると
いつでも駆けつけてやるから
あなた
その言葉すらも、私は信用できない
康二 七男
あ!兄ちゃん!あなたの下の名前起きたで〜!
辰哉 長男
あ、ほんと?
よかったぁ
翔太 四男
急に寝るからびっくりするよねぇ
大介 三男
どした?疲れてた?
涼太 五男
まぁ休むことも大事だしね
あなた
え…?
亮平 六男
ん?どうした?
蓮 八男
康二ー?
火付けっぱだけど
康二 七男
あー!蓮止めてー!!
涼太 五男
体調悪いわけじゃない?
あなた
えっと…うん、?
あら、あなたの下の名前起きたの?
あなた
へ…お母さん…?
どうしたのよそんなとぼけた顔して
あなた
なんで…出て行ったんじゃ…
出ていく?私が?
何いってんのよ笑
ラウール 九男
寝ぼけてる?笑
照 次男
そうかもね笑
ここは…どこ?

分からないし、怖いけど…、
























ずっとここにいたい。暖かい。
さ、康二がご飯作ってくれたわよ
食べましょ?
あなた
…うん!
医者
深澤あなたの下の名前ちゃん心肺停止10分経過しましたー!
医者
急いでー!
看護師
○○入れます!
医者
戻らない…なんでだよ!
医者
ご家族と連絡はー?
看護師
とれません!
身分を示すものがなくて…
医者
虐待の線も考えるぞー!
看護師
はい!


















「速報です」

「今朝の深夜3時ごろ、東京中央公園で深澤あなたの下の名前ちゃん13歳が倒れているところが発見されました」

「通行人が通報、救急車で搬送されましたが、現在も意識不明の重体です」

「警察は病院と連携し、あなたの下の名前ちゃんのご家族の身元を受け止めるとともに、情報提供を求ています」

「繰り返します……」

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