@ 朝
真奈「 ………なにやってんの?」
『 喋んな!聞こえんくなるやろ!』
真奈「 まぁやっと自分で起きてくれたしええか 」
『 なめたらあかんで…永栖先輩パワー… 』
朝7時過ぎ。
必死に玄関のドアに耳をくっつけ、奥から足音が聞こえるかチェック。
永栖先輩の家は俺の家の左側で、
1番端っこやからすぐに分かるはず…!
聞こえた瞬間ドア開けて、
偶然っすね!ほな一緒に行っちゃいましょ!
って言って一緒に登校………
コツ コツ コツ 👣…
『 き、きたきたきたあああ!!』
ガチャン 🚪
『 偶然っすね!ほな一緒に行っちゃいましょ!!』
「 偶然ってか…いつもの事やろ 」
『 …え?何言って、って、何やねんお前かよ!』
美波「 何?!てかなんで珍しくもう起きてんの?
絶対この時間寝てるのに!」
『 …うっ…こんなはずじゃぁ… 』
美波「 ねぇなんなん?どうしたん?」
真奈「 びっくりした!こんなドアの外で座りこまんといてよ?!あ、美波ちゃん!おはよ!」
美波「 おはよー!こいつどうしたん?」
真奈「 うーん、出待ち?みたいな事してたっぽい 」
美波「 …出待ち?」
『 やっぱり…俺はついてない… 』
ガチャン 🚪
隣から、ドアが開く音がした。
永栖「 んんんんんー!!!!」
食パンをくわえて家から出てきて、鍵締めに手こずる永栖先輩の姿が。
…………よっしゃあああああああ!!!
『 なっ、永栖せんぱ…__
永栖「 委員会おくれる~~~~、!パン硬っ、!!」
手を差し伸べたけど
俺のことは見えてなかったのか、
猛速球でピューン、とエレベーターに走り去った。
『 なっ…なっ……なぁぁぁぁぁぁ (涙) 』
美波「 え…まさか、先輩?てかなんでここに、
真奈「 引っ越してきてん!昨日くらいかなぁ 」
美波「 えそうなん?!よかったやん恭平 」
『 それなああああぁ゛ぁ゛ (涙)』
美波「 … 高1にもなって…はぁ…知らんわもう 」
『 ままままままって美波、置いて行かんといてっ!』
真奈「 いってらっしゃーいー!」
ああああもう、朝からこんな調子じゃ、
絶対今日1日ええ事起きへんやろ!!!!
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。