突然姿を消した ファンヒョンジンが
私の目の前に現れる 、
驚いて名前を呼ぶと 彼も目を大きく開いて
私の方を見る
「 ヒョン 知り合いなんですか ? 」
私を殺そうとしているヤンキーが聞くと
" いや、 それ 俺の獲物だわ 、 .. "
とつぶやく
さっきからよく分からず 呆然としていたももが
やっと口を開く
「 俺が久しぶりにやりたかったです ㅎ 」
とヤンキーさんが言うと
もういいから行け 俺が始末しとくから .
ヒョンジンさんがそういうと あのヤンキーさんが 廊下の奥へ消えていってしまった
ファンヒョンジンは 私たちに逃げろと言う
また誰かに見つかったらめんどくさいからって
ここはやっぱり危険な場所らしい .
消息不明だったファンヒョンジン、
あの日から ほんの少し また会えると期待してたのに
急に姿を消すし 、
と思ったらまたピンチの時に駆けつけてくれる
そして ももを 送りとどけ .
建物から少し歩いた場所にある公園の
ブランコに座る 、
空を見上げると今日は曇りで 星も月もあまり見えない 、
そういうヒョンジンさんは 怒ってなくて
優しく 私に 言ってくれる
ヒョンジンさんの顔を見つめながら言う
こんなに 見た目とは違って優しい人に
出会ったことがなくて
なんだかもっと知りたいって
思う自分がいる 、
確かに 、 2回も この人に命を助けられている
でも普通のヤンキーって 、 人の事平気で殴るし
殺すし 、 そういうイメージだったし
今も勿論そういうイメージだけど
ヒョンジンさんはなんだか違う
だって私の事守ってくれるから .
私がまだ不満そうな顔をしているのを見て
分かったと ヒョンジンさんが 呟いた
家督をもらえることに少し上機嫌になり喜んでいると
ヒョンジンさんも私を見て小さく笑った
そう言って ゆっくり歩き出した
私は交換した家督を嬉しそうに眺めながら
スマホを握りしめて ヒョンジンさんの後をついて行った
ヒョンジンさんと過ごす夜は ちょっぴり危険だけどやっぱり落ち着く ___ .
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。