感情のままに言葉を発して初めてわかった、無意識下で思っていた本音。
それを聞いて、家には沈黙が走る。聞こえるのは時計のチクタクという音のみ。
沈黙を破ったのは、母さんの声だった。
そう言ってわたしは自分の部屋に向かう。
…私のことを、見た結果…か。
なんでなんだろ。出ていけって言葉は凄く冷たいはずなのに
部屋に入ったとたんに、何かの糸が切れたようにぼろぼろと涙を零す。
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無言で家に戻っていく母さん。
その背中を見て、私も歩き出した。
まあとりあえず…
プルルルル…プルルr
スマホ越しに聞こえる、奏の安堵した声。随分と心配させてたみたいだ。
まぁ、そりゃそうか。
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![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)




編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。