第28話

26話
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2024/05/04 11:00 更新

感情のままに言葉を発して初めてわかった、無意識下で思っていた本音。
それを聞いて、家には沈黙が走る。聞こえるのは時計のチクタクという音のみ。
沈黙を破ったのは、母さんの声だった。
…わかったわ
あなた
…!
私は天海あなたの下の名前を見るわ
だから…
























この家を、出ていきなさい























あなた
………え?
私なりに、あなたの事を考えた結果よ
私もこの人も、あなたがここにいるといずれまた手を上げてしまう
だから、この家を出ていきなさい
お前…!いいのか!?!?
この子の言った通り、あなたの弟の名前が死んだことは理解してた
…虚しいだけだと、わかっていたのよ
あなた
…準備、してくる

そう言ってわたしは自分の部屋に向かう。
…私のことを、見た結果…か。
なんでなんだろ。出ていけって言葉は凄く冷たいはずなのに

あなた
…なんで、こんなに、嬉しいんだろ…

部屋に入ったとたんに、何かの糸が切れたようにぼろぼろと涙を零す。

あなた
やっと、やっと見てくれた…!



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持ち物はそれでいいのね
あなた
うん…お世話に、なりました
…それじゃあね
あなた
うん………あの!
なにかしら
あなた
…ありがとう

無言で家に戻っていく母さん。
その背中を見て、私も歩き出した。
まあとりあえず…
プルルルル…プルルr

あなた
……あ、もしもし



























あなた
奏?
















宵崎奏
『…!あなたの下の名前!』
宵崎奏
『その、大丈夫だったの…?』
あなた
…うん。ちゃんと話し合いできたよ
宵崎奏
『そっか…』

スマホ越しに聞こえる、奏の安堵した声。随分と心配させてたみたいだ。
まぁ、そりゃそうか。

あなた
それでさ、奏
あなた
1つ頼み事があるんだけど…大丈夫かな?
宵崎奏
『…?どうしたの?』
あなた
実は…


























___________________
作者/ユリカ
今回はここまでです
作者/ユリカ
これであなたの下の名前さんの問題は解決です!
作者/ユリカ
長かったなぁ…
作者/ユリカ
それではまた次回
作者/ユリカ
おつみす〜

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