第4話

ツンツン彼女 【RUI】
598
2026/03/21 06:00 更新





RUI
 〜…っ!


〜…♡!



あなた
(ん?るいが誰かと話してる…?)



どうも、るいの彼女です。





なんか今日は美術館へデートしに行きます。




てかまだ待ち合わせ場所に来たばかりなんだけど…




なぜかるいが知り合い(?)と喋ってるようです。




あなた
(だれだろ、...)



なんてことを考えて、足をゆっくりと前に進める。





段々るいの方へと近づいてくうちに。


何故か見られたくなくて、後ろの壁に隠れた。



ねぇ、お兄さん、一緒に遊ばない?






RUI
ぁ〜、彼女待ってるんで、....






彼女ちゃんデートすっぽかしてるんじゃない〜?


なら、私達と一緒に遊ぼーよ♡




RUI
いや、だから....






あなた
(....逆ナンされてる、)





後ろの壁にベッタリとくっついてる私には聞こえた。




るいが女の子に逆ナンされてるのを。







胸がチクッとする。










.......なんかあの子めっちゃ可愛かったし。



わたしよりも何ならスタイルも良かったし。






あなた
(....やっぱるいの彼女に相応しくないのかな、)






るいは優しくて、かっこいいけど、
私は普通な顔で、


......まぁ認めたくないけどツンデレで。







こんな私がるいの彼女でいいのか、なんて思ってしまう。




あなた
(......どうしよう、)





ねぇ、ねぇ、彼女来ないんじゃ〜ん







まじで来ないんじゃなーい?



RUI
いや、そんなことは..



あなた
っ!




でもやっぱり私にはるいしかいなくて、
いつの間にかるいの方に手を伸ばしてた。




嫌われてもいいから、動け足…!




あなた
す、すみません、私の彼氏に何かようですか?



思わず慌てて、震えた声が出る。



RUI
…!



は?



あなた
(ぇ、こわすぎ)


あなた
ぃあ〜……ね?




いや、「ね?」じゃねぇんだよ



大体お前に聞いてな(





RUI
彼女が来たんで、俺たちは失礼しますね




急に相手の話を切り離して、
るいの腕が私に体を抱き寄せる。



いや、なんでっ!!





RUI
あの、うるさいんだけど、黙ってもらえる?



ッ!



あなた
(えこわ)




急に態度が変わったようで、冷たい視線を相手に送る。




っ、何なのもう!!邪魔しやがって




あなた
(なんかいらない事聞いちゃったような)



彼の腕はまだ私の肩を抱き寄せたまま、
顔を耳に寄せた。


息が私の耳にかかるたびに、
なぜか、安心する。



RUI
…はぁ〜



あなた
 …!?



RUI
もう、来なくてよかったのに






あなた
ぇ…?





RUI
だってあなたの下の名前、足震えてるじゃん



あなた
あっ、…



RUI
…そのまま気づかないで俺んとこ来たとか可愛すぎ





あなた
はっ…!?



突撃なやさしい言葉と、イケメン発言に、

思わず動揺する。



あなた
い、…いや?そんな事ないし




RUI
いやバレバレだから



彼が私を見て、微笑んでる姿を見て、

何だかホッとする。




RUI
正直に言ってごらんよ
RUI
俺に甘えたいんでしょ?





彼の急な言葉に、本音を見透かされて、
思わず、言い訳を言った。



あなた
い、いや?ただ助けただけだし、



赤い顔をできるだけ見せないようにする。

るいの服装だけが見えるよう、顔の角度を下げた。



RUI
ほんとに?



あなた
……うん



RUI
マジのマジで?



あなた
………



RUI
あなたの下の名前さ〜ん?



あなた
ッあ〜もう!!ぎゅーしてほしーの!!//




何度も聞かされて、しつこい!と、顔には出てるが、
きっと心中じゃドロドロに甘えたい気分。


彼にもう見透かされて甘えていいんじゃないか、
と自分に言い聞かせる。



RUI
…ふ、よく出来ました




彼が私に笑顔で見つめると、
何だかこっちも嬉しくなる。


あなた
…ん



手を大きく広げ、
「抱きしめて」と見せつける。




……だって、言葉で伝えるの、恥ずかしいじゃん?




RUI
…笑笑





そして、彼もゆっくりと、私の方へと抱き寄せる。



RUI
っは〜、……




あなた
…?




強く抱きしめると、彼は私の耳で、大きく息を吸う。






RUI
あ“〜もうヤバい


RUI
まじでいい匂い〜




さっきのかっこよかったるいとは別で、

ハグをした途端、一瞬安心したかのように、
自我を取り戻す。







あなた
...あのさ、





RUI
ん〜?




あなた
今日ちょっとだけ、嫉妬...しちゃった//






RUI
ぇ….



少し、思った勢いで、
彼にそう言った。


けど、私がイメージしてた反応とは違く、
彼は大きく目を見開いた。




あなた
ぁ、別に困らせる気じゃなくて...!




慌てて手を突き離そうとするが、

ガッチリと捕まったまま、出られない。
RUI
あ“〜もう可愛すぎだって




あなた
はっ...!?///




RUI
もうほんと無理。




RUI
死んじゃいそう。





RUI
責任とって。





彼の額を私に額にコツンと当てる。



あなた
え、いや、責任取ってって言われても...



顔が近すぎて恥ずかしくなってしまい、



とぼけるように答えた。










RUI
.....じゃあこのままぎゅーしよ。






彼はそう発言して、もっと強く抱きしめた。



もうとっくに聴く必要なんてないのに、



あなた
...ん





とだけ返事をした。








今度は出来るだけ強く抱きしめて。





RUI
まじ、一生そばに居てね。



と、一言を放った。








あなた
...うん
あなた
そっちも離れないでね?







RUI
俺はあなたの下の名前のくっつき虫だから離れることなんてないよ



なんて、冗談をいい、











手を繋いだまま、










歩き出した。




HONEYs✰HONOHAさん、リクエストありがとうございました!!

プリ小説オーディオドラマ