どうも、るいの彼女です。
なんか今日は美術館へデートしに行きます。
てかまだ待ち合わせ場所に来たばかりなんだけど…
なぜかるいが知り合い(?)と喋ってるようです。
なんてことを考えて、足をゆっくりと前に進める。
段々るいの方へと近づいてくうちに。
何故か見られたくなくて、後ろの壁に隠れた。
後ろの壁にベッタリとくっついてる私には聞こえた。
るいが女の子に逆ナンされてるのを。
胸がチクッとする。
.......なんかあの子めっちゃ可愛かったし。
わたしよりも何ならスタイルも良かったし。
るいは優しくて、かっこいいけど、
私は普通な顔で、
......まぁ認めたくないけどツンデレで。
こんな私がるいの彼女でいいのか、なんて思ってしまう。
でもやっぱり私にはるいしかいなくて、
いつの間にかるいの方に手を伸ばしてた。
嫌われてもいいから、動け足…!
思わず慌てて、震えた声が出る。
急に相手の話を切り離して、
るいの腕が私に体を抱き寄せる。
急に態度が変わったようで、冷たい視線を相手に送る。
彼の腕はまだ私の肩を抱き寄せたまま、
顔を耳に寄せた。
息が私の耳にかかるたびに、
なぜか、安心する。
突撃なやさしい言葉と、イケメン発言に、
思わず動揺する。
彼が私を見て、微笑んでる姿を見て、
何だかホッとする。
彼の急な言葉に、本音を見透かされて、
思わず、言い訳を言った。
赤い顔をできるだけ見せないようにする。
るいの服装だけが見えるよう、顔の角度を下げた。
何度も聞かされて、しつこい!と、顔には出てるが、
きっと心中じゃドロドロに甘えたい気分。
彼にもう見透かされて甘えていいんじゃないか、
と自分に言い聞かせる。
彼が私に笑顔で見つめると、
何だかこっちも嬉しくなる。
手を大きく広げ、
「抱きしめて」と見せつける。
……だって、言葉で伝えるの、恥ずかしいじゃん?
そして、彼もゆっくりと、私の方へと抱き寄せる。
強く抱きしめると、彼は私の耳で、大きく息を吸う。
さっきのかっこよかったるいとは別で、
ハグをした途端、一瞬安心したかのように、
自我を取り戻す。
少し、思った勢いで、
彼にそう言った。
けど、私がイメージしてた反応とは違く、
彼は大きく目を見開いた。
慌てて手を突き離そうとするが、
ガッチリと捕まったまま、出られない。
彼の額を私に額にコツンと当てる。
顔が近すぎて恥ずかしくなってしまい、
とぼけるように答えた。
彼はそう発言して、もっと強く抱きしめた。
もうとっくに聴く必要なんてないのに、
とだけ返事をした。
今度は出来るだけ強く抱きしめて。
と、一言を放った。
なんて、冗談をいい、
手を繋いだまま、
歩き出した。
HONEYs✰HONOHAさん、リクエストありがとうございました!!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!