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第4話

 3話 
69
2026/08/09 07:00 更新
os
 … 同情 ? そんな感情 、 向けた覚えがないけど 



kn
 アイツの傷を考慮した配置は同情ちゃうってこと ? 



em
 えぇ 。 彼は貴重な戦力です 。 故にここで使い潰すには惜しいと判断した 





オスマンとエーミールは冷静に言葉を返す




だが 、 コネシマはどうにも腑に落ちない様子だ




syp
 … あ ー 、 まぁ 。 コネシマさんの言いたいことは分かりますよ 



rbr
 今前線が崩壊したら全部終わりや 。 せやから使い潰す意味はあるんちゃう ? 



 sho
 ゾムを貴重な戦力って言うなら 、 数日くらい休ませてもええんちゃう ? 俺もそのくらいなら耐えれるで 



ut
 けど 、 今は一刻も前線を崩して他に人を回したい 。 休ませる暇は残念ながら無いな 





会議は平行線




ゾムは貴重な戦力だから 、 大切にするべきだという考え




ゾムは裏切り者なのだから 、 戦況を踏まえてここで使い潰すべきだという考え




どちらも甲乙つけ難い 。 故に決着がつかない




em
 人手が足りないからこそ 、 彼も大切に扱うべきだと思いますが 



tn
 エミさんには悪いけど 、 その考えが裏切り者を擁護してるように見えるんよな 



kn
 … 埒が明かんな 。 もう ” コッチ ” で会話した方が手っ取り早いんちゃう ? 



ci
 え 、 ちょ 、 それはやり過ぎですって … ! 





コネシマが取り出したのは 、 真剣




それはコネシマの愛用しているものだと 、 その場の誰もが理解した




そして 、 同時にコネシマの本気度も




コネシマは 、 本気で武力で対話して黙らせようとしている




 sho
 … やるって言うんなら 、 相手するで 



rp
 シャオさんまで … 一旦落ち着いてください ! ここ会議室ですよ … !! 





誰よりも空気の変化を敏感に感じ取っていた2人が宥める




が 、 もはやそんなものでは収まらない




誰かが武器を取ってしまえば 、 その人に対抗する為 、 誰かが武器を取る 。 そしてまたその人に対抗する為に …




この場はもう 、 会議室ではない 。 一種の戦場だ









この場にいるほとんどの者が武器を取り出し 、 ぶつかりそうになった瞬間




誰かが 、 全員の武器を ” 盗った ”




zm
 もう … もうええやん … っ 、 何で仲間同士で争わなあかんの … ? 





その者は 、 机の中央に立ち尽くしており 、 足元には全員の武器が転がっていた




そして 、 泣きそうな … 否 、 泣いた声で 、 切実に訴えている




zm
 俺が死ねば収まるんやろ … ? な 、 ? 





その者の瞳には 、 希望や光といった類は一切映っていない




その瞳が映し出すのは ” 絶望 ” 。 それだけだ




zm
 ほら 、 殺せよ 。 … グルッペンならできるやろ 





唯一武器を出さなかったグルッペン 。 彼だけは現在 、 唯一武器を所持している




そんな彼の方へ向き直り 、 両手を上にあげる




彼が所持している拳銃なら 、 ゾムを撃ち抜くことなど容易だ




gr
 … それが 、 望みか 



zm
 … そう 。 これが今 、 俺の唯一望むこと 





そう言ったゾムの顔は 、 到底表せるものではない




gr
 … そうか 。 なら … 





会議室に 、 乾いた音が鳴った




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