_あなたside_
え………///
私……論に……
つい先ほどの事を思い出すと、
自然に顔が赤くなってくる。
あれ"初めて"だったんだけど…///
今は論に話しかけられただけで意識してしまう…
そのうえお互い気まずい空間になっている。
(ギュ)
論に手を繋がれた。
ダメだ…どんなに耐えようとしても顔は赤くなるばかり…
今日の私…可笑しいよ//
今日の論は昔"好きだった頃"の印象と全く同じだから、こうやって意識しちゃうのかな…
でもこうして昔みたいな感じを贈れるのも今日だけなんだよね…
月曜日からは元通りだもん。
と考えているうちに、
三里の居る場所に辿り着いた。
どうすればいいわけ!?
論は黙って下向いてるし…!!
こうなったら……
無理矢理にでも三里に納得させるしかない!!
何か地味に三里に申し訳ないこと言ってるよね。
三里が早く来て場所取りしてくれたのに…
でも私マジで感謝してるから!!
それは分かっておくれ。
そして私達は、その後もお花見を続けた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。