第13話

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2024/03/19 11:00


- 渡辺 side -



絶対めめを探し出す。



その一心で俺はめめを探し続けた


なんでも1人で抱え込んじゃうめめのそばに居たいから。

ほんとにめめを愛しているから。













その夜もいつもの様にめめを探そうと家を出て、歩き回っていた。


シェアハウスの近くには、結構大きめの川がある。

そこにかかる橋に人のシルエットが見えた。

その人は橋の柵に足をかけ、今にも橋から落ちそうだった。







咄嗟に俺は叫んだ。





渡辺 「やめてっ!!、」




その人は、びくっと震え、俺の方に振り返った。

思わず俺は口にした。



渡辺 「俺でもよければ、話とか…聞くけど。」


渡辺 「寒いし、これでも着れば、?」


自分の羽織っていた上着を脱ぎ、その人にかける。


暗闇でよくわからないが、高身長で若めの男の人。

さっきからまったく言葉を発さずただただ俯いている。







?? 「あの…、ありがとうございま、っ…」


…え、?


声が、めめの声に、そっくり…、




めめの声にそっくりな人も、言葉を失って止まっていて、

俺はすべてを悟った。


目の前にいる人はめめで間違いない。




目黒 「渡辺くん、、?」



…え、






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