深澤side
嫌な予感がして目が覚めた。
まだ薄暗い外。
慌てて寝室へ行くと、綺麗にメイキングされたベッド。
そこに颯の姿はなかった。
颯が出ていくことなんて少し考えればわかることだったのに、なにもできなかった。
机の上に置かれた手紙には、
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ふっか、ありがとう
ごめんね
あのときと同じ思い、またさせてごめんね
探してくれてありがとう
もう探さなくていいんだよ。
さよならだから
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と書かれていて
ああ、隣にいた奴らが去っていく経験が初めてじゃないことを知っているから罪悪感があるんだな。
心配してくれているんだな。
さよならか。
見送ることしかできないのか…
としばらく立ち尽くした。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!