居なくなってしまった。私の光が…太陽が沈んでしまった
あそこまで素直になれたの初めてかもしれないな。
だからこそ生きていく意味をまた探さなきゃなんなくなる
涙で前が見えない。頭の中が真っ白。何も考えられない
私の恋心はしばらく戻ってこないだろうな、
なんて思いながら出てくる涙を雑に拭く。
すると何処からか鈴のような音色が聞こえた。
不思議な音色、どことなく掴むことができない霞のような…
あ、あそこの洞窟…かな。涙も拭きたいし…
中に入ってみたら…?真っ暗で何も見えない。なんだここは
首筋に冷たい何かを感じた。だけど風邪みたいな軽さ…
…不気味なうさぎ。そんなとこ寄らず早く帰ればよかった…
お願い…?てかなんで自分の事…意味がわからない…
村から外れてるとはいえ、世界が違うかのような電子音…
けど…願いを叶えてくれるのか…悪くはないかもしれない
もう全部…我慢しなくてもいいなら、本当に願いが叶うなら
『そこからの記憶はほぼない』
ただまるで…目の前が真っ暗になったようだった。
狂気的な笑い声…電子音が暗闇に溶けていく。
あの娘が幸せになることは…
神様は望んでいなかったんだろう
薄暗い部屋の中…目覚まし時計が鳴り響く。
彼女の部屋に飾られた額縁が朝日に照らされるー…
緑髪の2色の瞳を持った少女と桃色の髪の短髪“少年”が
写った…少々埃の被ってある写真だった。
彼女はずっと待っている。あの少年が少々であると…
本当の自分を愛してくれる王子様をー
ラヴィリーユ過去編『Unfading love』完結…?♡












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!