注意!!!
このエンドでは
【生理・妊娠】
【オリジナルの子供】
が含まれます。
またお相手は明記しませんが分かりますので
特定のカプを好む方や上記が地雷の方は
まじで全速力で逃げてください
(あと15歳未満は問答無用でブラウザバック)
…大丈夫ですね?
・・・
それではどうぞ
5時間の手術を受け、私の病気は完治した。
めめさんからシェアハウスの提案を受けたけど
私は申し訳なくて断った。
リハビリはまだ続くことになったけど
それでも日常に戻ることが出来た。
だけどその日常はまた少しずつ狂う。
最初に気づいたのは2週間経った頃だった。
いつもより一週間くらい遅れていた。
でもこの時は周期がずれているだけだと思い
大して気にしていなかった。
そこから2か月後。
明らかに周期ずれとは言い訳出来ないくらい来なくて
流石に不安になり電車に乗って産婦人科病院に行く。
問診票書いて診察受けて検査が行われた。
妊娠していた。
医者がそう伝えてくるが自分の頭ははてなで
いっぱいだった。
だって私は性行為をしたことがない。
否定するけど信じてもらえない。
その後色々話をされて
そう言われ帰されてしまった。
帰りの電車で色々考える。
家族や相手に話せって言われたけど、
家族は全員他界で相手は分からない。
どうしろと????
って一人ボケツッコミして現実逃避するけど
いつまでもそうしてるわけにもいかず一度冷静になる。
だけど冷静になったところで何もわからない。
腹の子が誰との子か分からないまま家に帰り、
現実から逃げたくてそのまま着替えずに寝た。
目を開けると何処までも続きそうな真っ暗な空間にいて
ここは夢の世界だと自覚する。
なんて思いながら辺りを歩く。
そう声がして後ろを振り向くと白パーカーを着た
自分よりほんの少し背の低い自分がいた。
自分の姿をしてるから自分なんだろうけど
そう言葉を零す。
目の前の自分はそう言って色々なことを話してきた。
自分が9月に起こしたラインの犯人だということ、
自分は1年前の私だということ、
そして…
硬直した後に出た声は素っ頓狂な声だった。
何を言ってるか意味わからん。は?え?
困惑していると
目の前の自分にそう問い掛けられた。
妊娠12週目、中絶することは可能。
自分一人で子供を育てれるだなんて
軽々しく無責任なことは言えない。
頷こうとしたら
そう言われた後立ち眩み、私の意識は暗闇へと堕ちた。
Side ラテ?
目を瞑り横たわるあの人をしゃがみ眺める。
3か月前のあの日、私は今の様にすべて明かした。
だけどその時はまだ証拠が無くて信じてなかった。
私が消えていないのが一番の証拠。
私が消えない原因はあの人がまだ『生きたい』と
思えてないから。
あの人はずっと…家族を亡くしてからずっと
『家族』を求めていた。
そのことの手助けも兼ねてたんですけどね。
産んだらその後は子供が第一の人生。
そうやすやすと自殺なんてできない。
母子で無理心中しそうになったら…
その時はそのときで考えますが。
あの人にはああいったけど本当は違う。
実際は家に連れ込み睡眠薬を盛ってヤっただけ。
生理周期から排卵日を推定して、最も危険な日に。
だけどそう言ってしまうとその時家に連れ込める程には親しい友人だとわかってしまうからできる相手は一人だけ。
だけど脅したといえばその時まだ嫌っていたとしても
応じる可能性はあると感じるはず。
1択を6択に増やしたのは私なりの優しさ。
特定の人に怯えなくてもよくなるから。
これ以上起きてたら再発しそうですし。
立ち上がり、最後にもう一度あの人を見る。
表情は苦しそうなまま。
生きていればなんでもいいんです。
Side ラテ
目が覚める。
最初の夢の部分は靄っとしててあまり覚えてないけど
妊娠云々は覚えていた。
もし妊娠し続けるのであれば退学は避けられない。
今はさせずに学校がサポートしてくれる場合も
あるらしいけど必ずしもサポートできるわけじゃないし
迷惑をかけたくない。
そして退学となれば私の最終学歴は中卒。
これから得られる収入は確実に低いし、
そもそも就職も大分難しくなる。
あとネットで調べてみたところ、10代の出産は
大きなリスクを伴うらしい。母子共に死ぬのも
全く珍しいというわけではない。
もし中絶しないなら皆とは一緒にいられない。
家族を取るか、友人を取るか。
…そういえば
夢の中で『私』が言っていたことを思い出す。
…
厳しい現実は目の前に沢山あるが現時点では
友人の誰かに痴女だと思われてるのが一番心に来てる。
……というか誰か分からないのが余計に気まづいし怖い
高校生で妊娠なんてデメリットが多すぎる。
でも心の奥底でずっと欲しいと願ってた。
家族が…欲しい。
悩み抜いた果てに私は産むことを決意した。
少なくとも退学の手続き、引っ越しの準備、
この家をどうするかとか、産む産まないにしても
妊娠した時点ですべきことが山ほどあるのは
高校生の私でも分かる。
時計を見る。時刻は14時。
まだ全然時間はある。
そうして調べ、仮の計画を立てた。
で、次はあの人に連絡…。ただでさえ3か月前に
こっちの都合で呼んだのにまた呼んだら…。
叔母との関係は良好でも険悪でもない。
(ちょっと険悪よりかもしれないけど)
こんな短い期間で2度も呼び出したら
怒鳴られてもしょうがない。
対応を面倒に思いながらもラインする。
そう送信して
すぐ既読が付く。
てっきりあと3時間はつかないと思ってたけど。
返信が直に来たことは良かったけど
今日は前よりも不機嫌らしい。
他の親戚の前では猫被ってるけど私の前だと大体これ。
めんどい。まあひとまず自分の要件を話す。
まあこの反応は妥当か。
?
疑問が浮かびながらも素直に待機する。
そう言われ、現時点での考えを送る。
そうして会話は終わる。
…ある意味一番の難所は乗り越えた。
もし私の予定が上手くいけば1ヶ月頑張れば
一段落つけるだろう。
そう呟き、引き続き準備に取り掛かった。
3月1日。オンライン可能の不動産屋行って
とあるアパートへ申請を入れて
自宅を古家付き土地として売り払った。
3月4日。思ったより早く買い手が現れた。
そして早速8日に自宅を内閲させることになった。
3月7日。担任に退学したい旨を伝え、
退学願の紙を貰った。
だけど執務室を出る時ルカいえに出くわした。
ホームルーム後、退学したいことを伝えた。
そしたら執務室に連れてこられ、紙を受け取る。
苦笑いをしてその場をやり過ごす。
そして部屋を出ると
二人とばったり出くわしてしまった。
執務室から出てきた私に疑問を持ったのか聞いてくる。
咄嗟にそう嘘を吐く。
これ以上自分のことを聞かれないよう話を逸らす。
そう言ってさっさと教室に戻った。
リュックは教室に置いたままだったから。
でももし荷物を持ってたとしてもこのままだと
一緒に途中まで帰る流れになりそうだったから
どっちみち戻っただろうけど。
3月8日。買い手家族が内閲の為に自宅に来た。
4歳の子供を連れた3人家族でとても微笑ましかった。
…自分には普通の家族は手に入らないけど。
3月10日。アパートへの申請が通った。
学生をやめた後は無職になるから申請が通らない可能性もあったけど貯金額で何とかOKしてもらえたらしい。
3月12日。学校帰りに市役所に行って転出届や
住民票などの書類を貰った。そして先日来た買い手から家を購入したいという連絡が来た。
3月14日。退学願を提出した。私が通学するのは19日で最後。21日の終業式には出ない。そしてこの日、
私は20日に少し出かけようと提案した。多少違和感を
持たれたけど何とか案を通らすことが出来た。
3月16日。自宅売買の契約をした。
引き渡しは20日の夕方。
3月20日。朝は家を引き渡し、昼は皆と最後に出かけた
夜はめめさん家に泊まった。
蕾のもまあまああったけどそれでも充分咲いていた。
景色だけで撮ったり、何人かで撮ったりして楽しんだ。
ぐさおさん達と一緒に写真撮ったり喋ったりしてたけど近くに男子の姿は見えない。
そう言いながら向こうを指す。…ほんとだ。
花を慈しむ心ないんかお前ら。
まあこっちも十分満足したし、移動するかと話し、
近くのモールに向かった。
モールで雑貨見たりゲーセンでゲームしたりして
楽しんだ。
現地解散して今はめめさんと一緒に帰っている。
本当ならビジホに泊まる予定だったけどせっかくなら
めめさん家に泊まろうかなと思い聞く。
そう言ってある程度のところで一度別れる。
この日はあの人にビジホに泊まってもらっていて
私の荷物を一部預かってるから取りに行く。
小言を貰いながら着替えとか渡してもらって
めめさん家に行く。
家に着いた後一緒に夕飯作って食べた。その後
交代で風呂入って、まだ時間は21時くらいだったから
少しゲームして寝る準備を始めた。
前泊まりに来た時はリビングに布団がひかれたけど
今日はひかない様子だったから
そう尋ねると
と返された。
送ったならしょうがないと思い仕方なくめめさんの
ベッドにお邪魔する。
めめさんが電気を消して入ってくる。
ベッドはセミダブルらしいから一緒に寝れないことも
ないけど少し狭い。
少し雑談して眠くなってきたとき
そんなことを聞いてきた。
なんて冗談めかして返すけど
と小声でとても寂しそうに言うからこれ以上言えず
無言でめめさんの手を取り握る。
と言いながら微笑むめめさんにこっぱずかしくなって
手は握ったまま反対を向く。
そう会話し、眠る。
3月21日。めめさんが登校した後、新幹線内で食べる
お菓子を買うために近場のスーパーに行ったら何故か
ウパパロンと遭遇した。ウパパロンを何とかした後、
駅に行って新幹線のって九州まで行くことが出来た。
朝起きると既にめめさんが朝飯を作ってた。
時刻は6時過ぎ。めめさんの家からなら
徒歩15分くらいで学校に着けるから8時10分に出ても
間に合う。まだ2時間、時間はある。
なんて言い合いをしながら一緒に朝飯を食べる。
…めめさんが爆睡してたら早いうちに家を出ようと
思ってたけどまさか自分より先に起きてるなんて
全く思ってなくてどうしようか考える。
私がめめさんより早く行こうとしても
遅くいこうとしても怪しまれる。
…しょうがない、多少のものは犠牲にしよう。
ほらやっぱり、絶対私を一人にさせない。
だから
荷物を置いてくことにした。流石に荷物を置いたまま
出ていくなんて思わないだろうし。
スマホと財布をスカートのポケットに入れて
めめさんの家を出る。
そしてビジホに行き、残りの荷物を受け取る。
荷物を渡してもらった後私服に着替える。
新幹線の時間まであと2時間。少し時間がある。
新幹線乗ってる間に食べるお菓子でも買おうと
思い近くのスーパーに行く。
時刻は9時を回ってる。学生がいるわけない。
もし仮にいるとしたら私みたいに退学した人か
遅刻したけど寄り道しながらゆっくり学校に行く人の
どちらかだろう。
ん?
なんでいるの??????
時間を見間違えたかと思いスマホで確認するけど
9時6分…。別にスマホは壊れてない。
片言でしか返せない。マジかよコイツ。
至極当然の質問をされる。…一芝居打つか。
誤って私服で来てしまった演技をして何とか
信じさせる。
そう駄弁ってスーパーを出る。お菓子は諦めた。
駅に行って少し待って新幹線に乗る。
…これでもう、皆とお別れなんだなあ。
ばいばい。
Side ウパパロン
今日は終業式。 だけど寝坊した。
まあどうせ行っても寝るから多少遅刻してもいいかと
思い、 終わってから食べるお菓子買おうとして
スーパーに寄る。
そしたら
自分と同じように遅刻してる人がいた。
何で片言?
ってあれ?
ラテさんの格好を見ると明らかに私服で
制服じゃなかった。
寝間着ならまだわかるけどなんで私服?
2年の4月にやらかした2人を思い出し
名前を挙げながら笑う。
まあ行ったもんはしょうがないと思い、
かごに入れたお菓子を会計して学校に向かう。
小声で会話し 6組の一番後ろに座る。
男前で女後ろで並ぶからちょっと気まづい。
座ったらめめさんに声をかけられた。
めめさんの苗字は遅い方だから女子の中でも後ろだったと思いだしながら言葉を返す。
疑問になりながらもこれ以上話してくれず
俺は終業式が終わるのを待った。
終業式が終わり、 教室に戻る。
めめさんが話してる途中でぜんさんが大声を遮って、
来た。
まだホームルーム終わってないから他クラスに来るのはまずいと思うけど。その場合ぜんさんが注意されるだけだからいっか。
スマホの画面を見せられ内容を見ると
そこにはラテさんがめめ村を脱退するということが
書かれていた。
突然の脱退の連絡に驚いていると
教師が戻って来やがった。
あと30分はどっか行っとけよ。
とは言えないから情報を整理しながら
担任の話を聞き流した。
ホームルームが終わり、生徒が帰っていくが
俺たちは空き教室に集まった。
誰も反応しない。
メテヲさんがめめさんの言葉を遮り声を上げる。
基本どのクラスも40人。41人のところもあった気が
するけど40を切るクラスはどこもなかったはず。
全員やったらしいが誰も繋がらなかった。
これ以上話してもどうにもならず一度家に押しかけに
行こうと提案して向かったがラテさんはいなくて
表札はラテさんの苗字ではなかった。
どうする術もないまま俺たちはその場で解散した。
Side ラテ
あれから2年半経った。
無事九州まで蒸発して貯金を崩しながら生活してる。
今は息子がまだ幼いから就活もできないから高卒や
大卒に対抗できるよう資格取得の為に勉強に励んでいる
幼稚園に預けれる年齢までには資格を得て職に就く予定
子供の育児に追われながらも楽しく生活してる。
結局あの人とは絶縁した。
ふとSNS見てるとめめ村がとある企画をツイートしてた
内容を見るとめめ村4周年を記念して抽選で
一緒にゲームができるというものだった。
「一緒にゲームをする」という点だけなら昔、
ガ―ティックフォンでやったけど
相違点としてはディスコードをつなげてやるということでみんなの声を聴けるらしい。
昔以上に人気な実況者グループの企画、
たくさんの参加者が募るだろう。
まあ私には関係ない話だけど。
息子の話を聞くためにスマホを置く。
その時に目を見る。
相手は結局誰だったのか分からない。だけど
【ビターエンド】求めた家族












































編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。