💀side 。
私の記憶が戻りつつある時、なにか思い出すヒントにならないかな、なんて思いでLatte、と名乗る少女と屋上で話していた。
Latteさんとの過去は多少思い出せた。
……また、戻れたら、なんて馬鹿げたことも思ってしまうほど思考も何もかもが戻ってきている。
全部、全部全部全部私が拵えた筈なのに。
綿密に練って練って練った筈なのに。
苦笑しか出てこない。
────Latteさんが嬉しそうに語る。過去の私を。
たが今はそんな事頭に入ってこない。
……私は一体何をしているんだ?
ぼーっと、Latteさんの話を聞いていた。否、聞いていたと言うよりは聞き流していた。
……ズキン───
頭に響く1つの声と1つの頭痛。
刹那、その声で我に返る。
赤い雲、それと赤いアメ。ああそうか、これはわたし……が………。
────ズキン、ずキン、ずきン、ずきん、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ずキン。
頭を抑えたい。抑えて痛みを中和させようともがきたい。
……
『 鬲皮視縺ェ繧薙※ 謐ィ縺ヲ縺ヲ荳也阜螢翫◎ ? 笑 』
やめ、ッ、……なに、っ、これ……っ……、?!、
声がッ、……でな……っ、
……私の意識は遠のいてゆく。瞬間、理解する。
『 裏切り 』。
信じてたのになぁ……、
なんで、そんなことするかなぁ……自覚はあるんですかね……
何を思って私を乗っ取っているのですか、
結局はウパさんだけってか、
電話でもかけてみましょうかね。
プルプルプル、着信音が私の脳内に響く。
これは比喩では無い。私は現在、脳内で生きている。
───電話の繋がる音。そして私はこう口にする。
嗚呼、実に久々である。
何年ぶりだろうか。このフレーズを口にするのは。
────こんなもので愚図を止められると思わないことです。
NEXT¦♡×20《嬉しいお言葉頂けましたので投稿致しました。》












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。