甲斐田side
僕の幼馴染は、わかりやすい。
嬉しいことがあったら、よく話すし、
嫌なことがあったら、会話が少なくなる。
生意気でも可愛いところがあるのが、あなたなのだ。
ただ、最近 あなたがおかしい気がする。
よく話すから、違うかもしれないけど…
不破さんとは、同じクラス。
遊んだり、遊んだり、遊んだり…
悩みを聞いてもらったり、
いろいろやってくれる人だ。
多分、僕には言えないことだと思う。
身近にいる人には、言いづらいってこともあると思うし
アニキの作戦で、僕とあなたが昼食を食べてる時に
僕が先生に呼ばれてることをアニキが伝えにきて、
僕が出ていって、アニキとあなたの時間を作る。
アニキはアニキだから、いけると思ったけど、
無理だった。
まず、話してもらうには、
距離を縮ませなければならない。
そのために、一年生棟にいって
アニキの連絡先が書かれた紙をハンカチに挟む。
あなたに渡す→仲良くなる→悩みを言う!
お節介かもしれないけど、
弱音を吐いたあなたをみたことがない。
だから、
弱音を吐いていいんだよと言いたいんだ。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。