栖智side
お風呂から上がると居間から少しテレビの音が聞こえてきた。
覗くとばあちゃんが一人でご飯を食べようとしていた
さっき海鮮丼食べたからばあちゃん気を使ったのかな
一人で食べるのはあれだよね。
俺は冷凍庫からアイスを取り出して居間向かう
そう、撫でてくれるばあちゃんの手は暖かい
一人で暮らすより江ノ島に来て良かったのかも。
明日は新しい高校。高校の制服届いたんだっけ?
後でばあちゃんに聞いてみよ
ばあちゃんの少しの間、話して自室に戻る
スマホを手に取って、トーク画面を見る。
"柚黄海琴"その名前はなかった。
……聞いとけば良かったな
また、会ったら今度こそ聞こうかな
ベッドに埋もれて考えてると扉がノックされた
アラームをかけて、電気を消す。
明日の緊張する気持ちを抑えて眠り着く












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!