ポケくん視点
B棟3階技術室
ピンポンパンポーン
ここに入って来られたら終わりだな…
ガラガラガラ
誰かが入ってきた。
他メンはここにはいないはず
LINEではB棟の1回にいると言っていたのだから。
来るとしたら赤い人、かにちゃんしかいないだろう。
バタンッ
かにちゃんは俺を見て倒れた。
すぐにかにちゃんの方へ駆け寄った。
かにちゃんは何故か泣いていた。
かにちゃん視点
B棟1階にいたはずなのに何故かA棟3階にいた。
服に違和感を感じた。
俺は血まみれだった。
ズキッ
突然頭に痛みを感じた。
それと同時に苦しさを感じた。
痛みがピタリと治まった。
俺が先程どんな行動をとっていたのかを思い出した。
俺はまいたけを殺し、ポケの首を絞めていたのだ。
謝って許されることでは無い。
人を殺したのだから。
みんなの位置を調べるためにLINEを見た。
ポケは今1人で行動をしている。
まいたけは救出されていた。
救出されていたとしても
俺がまいたけを殺した事に変わりは無い。
4人で行動しているメンバーの所へ行く勇気は
俺にはなかった。
俺はポケの所へ向かうことにした。
私のサボり癖が出て4日も放置してしまった…
お許しくださいm(_ _)m
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!