“とある魔術や剣の存在する世界のとある国。”
“世界で一番大きく、勇者の故郷でもある「ムート王国」では、どよめきや不安、混乱が生じていた。”
“それは勇者が討伐し封印した魔王が、その封印ごと行方不明になったから。”
“かつて倒された恨みを今晴らそうとしているのか、そう噂されているが、真相は分からぬまま。”
“そんな混乱の最中、一人だけ目を輝かせる青年がいた。”
“その青年の名はおらふ。”
“この世界に生まれ落ちた直後から、手の甲に不思議な紋様が浮かんでいたそうだ。”
“其の紋様からは通常感じる筈もない闇属性が感じ取れた為、おらふは大人子供関係なく周りから蔑まれていた。”
“何処かその紋様に懐かしさを覚えるおらふだったが、彼の両親含め周りは全員口を揃えて”
“どんな影響を及ぼすか分からない其れを解除するべきだ、と言った。”
“だが解除の方法は誰にもわからない故、魔王の復活の可能性に賭けようと思ったのだった。”
“だが、おらふはギルドの情報課からの放送の時、謎の強烈な頭痛に襲われ、意識を手放してしまった。”
“おらふの目が覚めると、其処は勇者の銅像のみが存在する真っ白な空間だった。”
“そして目の前には、見知らぬ青年がいた。”
“その青年は自らを「リヒト」と名乗った。”
“そして、今おらふとリヒトのいるこの空間は「おらふ自身の精神世界」だと告げた。”
“結局何故おらふの名とあだ名を知っていたのかは分からない。”
“リヒトは如何やらおらふの一部だったようだ。”
“おそらくそれで名やあだ名をしっていたのだろうと、おらふはとりあえず納得した。”
“そうして、リヒトは謎のテープを出した。”
“とても古そうなテープだった。”
“おらふはリヒトに従い、テープを見ることにした。”
“其の中身は、おらふにとって衝撃そのものであり、変化をもたらすものだった。”














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。