会計は本当に彰人が払ってくれた。
店を出ようと手をドアにかけた時、見慣れた人が立っていた。
ぱっと外に出て声をかける。
確か司って演技やってたはずじゃ、、
ひとりで納得して、心を落ち着かせる。
今すぐにでも後ろに1歩下がり、彰人の後ろに隠れたい。
恥ずかしい。
なんか服もオソロっぽいし、彰人と!!いや、関係ないけど、、、
ぐるぐる巡る思考。
ちょ、彰人!?!???!!!と大きい声で叫びたくなったが抑えておく。
颯爽と去っていった彰人。ふざけないで欲しい。
にこっと司は笑ったがいつもと違い、表情がかたかった。
空を見つめながらそう呟く。
あまりひとけの無い公園。
そっちの方が、人もいないし、パンケーキを食べた私にとってカフェに入られても困る。
そうだな、と司は笑った。
今度はちゃんといつも通りに笑っていた。
冷たく断りすぎたかな。
少し真剣そうな声色。
少し怒ったような表情。
少し焦っているような行動。
どくっと鼓動が早くなるのがわかる。
_______________好きなんだ、ッ、!!!!






![# 攻略対象より悪役に惚れました . [ 冬司ver ]](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/463Ienje96SMnaxqeg7tvIaFh9p1/cover/01K566339R5TNCGP01WCWNSK9G_resized_240x340.jpg)





編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。