小説更新時間: 2026/03/25 08:38
連載中
線香花火

- ノンジャンル
「ね、あまね。花火しよ?」
弟は、突然そんなことを言い始めた。
火遊びだなんて危ないし、本当は断りたい。でも、今更俺たちのことを心配する人なんていない。
俺は特に何も考えず、弟の提案に賛成をした。
「…別にいいけど。何で?」
「ありがとっ! いやぁ、別に意味なんてないヨ」
…そっか。お前は、気まぐれだったね。
いつもよりどこか儚げで、悲しそうな弟。そこに、きっと意味はないんだ。
俺は無理に取り繕うためか、はたまた自分を騙すためか、軽い笑顔が浮かぶ。
─────
「線香花火って、命みたいだよね」
お前の言っていることが、よく分からない。
「頑張って落ちないように工夫するのに、結局はポツリと下へと落ちる。何て滑稽なんだろう」
お前の言っていることが、よく分からない。
「ね! いっつも俺はあまねに対してヒドいことしてるけど、でも俺だって簡単に死んじゃえんだ!」
お前の言っていることが、よく分からない。
「だから、ほら。できるよね」
ねぇ、何で包丁なんて持ってるの。
弟は、突然そんなことを言い始めた。
火遊びだなんて危ないし、本当は断りたい。でも、今更俺たちのことを心配する人なんていない。
俺は特に何も考えず、弟の提案に賛成をした。
「…別にいいけど。何で?」
「ありがとっ! いやぁ、別に意味なんてないヨ」
…そっか。お前は、気まぐれだったね。
いつもよりどこか儚げで、悲しそうな弟。そこに、きっと意味はないんだ。
俺は無理に取り繕うためか、はたまた自分を騙すためか、軽い笑顔が浮かぶ。
─────
「線香花火って、命みたいだよね」
お前の言っていることが、よく分からない。
「頑張って落ちないように工夫するのに、結局はポツリと下へと落ちる。何て滑稽なんだろう」
お前の言っていることが、よく分からない。
「ね! いっつも俺はあまねに対してヒドいことしてるけど、でも俺だって簡単に死んじゃえんだ!」
お前の言っていることが、よく分からない。
「だから、ほら。できるよね」
ねぇ、何で包丁なんて持ってるの。
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全4話
3,633文字











