in視点
友人と予定にはなかったが、近くのカフェに入る。
今日は行く予定だったお店が定休日だった。
友「ここ混んでるね〜。」
in「隣が映画館だからかな?」
なんて雑談し、そろそろ話題もなくなってくる。
すると、友人がストローをくるくると回しながら聞いてくる。
友「今日も迎えに来るの?」
in「うん、来てくれるって。」
友「へぇ…優しいね、」
もちろん、ジニヒョンはすごく優しくて。
友「でもさ…」
優越感に浸っていると、友人がまた口を開いた。
友「ちょっと束縛気味じゃない?」
in「え?」
その言葉に思わず笑ってしまう。
in「そんなことない、ジニヒョンは心配性なんだよね。」
ジニヒョンは僕のために色々してくれる。
朝起こしてくれるのも、
優しい声では話しかけてくれるのも、
迎えにだって来てくれるのも。
友「そっか…そろそろ解散する?暗くなってきたし。」
その時、ちょうど通知がなる。
ジニヒョンからだ。
hy “そろそろ迎えに行くね。”
in “ありがとうございます”
そう返信をし、友人と別れる。
すると、シアターの横にジニヒョンが立っていた。
in「あれ、早いですね。」
hy「もちろん、イエナを待たせちゃ悪いから。」
その時の僕は何も不審に思わなかった。
なぜこのカフェにいるのを知っていたのか、
17時よりも前に迎えに来ると言ったのかも。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。