俺様は人間だった頃の記憶をしっかりと覚えている。
その頃は小さい家で家族と一緒に住んでいた。
俺には母しかいなかったが俺はこの母が嫌いだった。
学校ではシングルマザーのせいでクラスメイトには距離が生まれ、
挙げ句の果てには俺が不義の子という変な噂が生まれ
誰にも気にかけられない。
しかも、いつも母は俺に指図をしてきたのだ。
しまいには
と言ってくる。
ある日、俺はブツブツと文句を言いながら学校からの帰り道
を歩いていたら一人の男の人と出会った。
そして俺はそれを受け入れて鬼となった。
そして俺は俺のことを馬鹿にした奴ら
ムカついた奴らを一人ひとり殺した。
そして、十年程経ち
俺は大分強くなった。
そしてある日、
俺は一人のガキとぶつかった。
そして夜となり、俺はガキと山で会った。
刀を持っているがどうせ使えないのだろうと思っていたのに…
次の瞬間、ガキが刀を動かしたと思っていたら
俺は粉々になっていった。
体が塵になっていく。
最期に見たソイツの顔は
何故か悲しそうだった。
ふと、脳裏に母の姿が浮かぶ。
俺は気づいた。
昔、母が言った言葉を思い出す。
俺はそんな幻聴を聞いたような気がした。

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。