第4話

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2024/11/06 07:57 更新



何故、中也が...



中也が彼処に居たって事は、乱歩さん達もすぐ側に...?




太宰治
ヒュッ




やばいやばいやばいッ乱歩さん達に、捕まるッッ!!!




乱歩さんが、絶対私に言う。




「莫迦なんじゃないの?僕の事好きだからって。まぁ僕はどうでもいいんだけど」




太宰治
うわ絶対言われる...



途端にその場から逃げ出したくなって、取り敢えず今日泊まる予定だったホテルはキャンセルし、兎に角遠い遠い所に足を運ぼうとした。




太宰治
...こんにちは

入った所は喫茶店。私が今いる所はアオモリだ。


ぶっちゃけ、田舎中の田舎なのでそんなに行く所は無かったが、うずまきと雰囲気が似てる為寄ってみることにした。


夜帯だからか、中は閑散としている。


店長
御注文お決まりでしょうか?
太宰治
あぁ、どうしようかねぇ...
太宰治
お勧めとかあるかい?
店長
そうですね...うちではカツパンが看板メニュー何ですが、生憎この時間帯は仕入れて無くて...
太宰治
...そうかい


何だか腑に落ちない。店長からカツパンと言われた
時点でカツパンの気分だったと言うのに。


店長
じゃあ、カレーとかどうですかね?
太宰治
かれー、



思わず口ずさんでしまう。3文字の言葉。


私は無意識のうちに聞いていた。


太宰治
そのカレーは辛いかい?
店長
選択できますよ
店長
甘口、中辛、辛、激辛で
太宰治
...じゃあ、





         "激辛で"









太宰治
うわ、辛...


あの店ほどでは無いが、じんわりと痛みが来る。



太宰治
...


なんか涙が出てきた。
矢っ張り、織田作は何処にいても思い出すもの。
...私、本当に死んでいいのかな

太宰治
ご馳走様
店長
また来て下さい
太宰治
ん、気まぐれにね



まぁ、また来れるか分からないんだけど




太宰治
甘党と辛党、



私は極端なものが好きらしい


駄目だ、何をしていても頭に浮かんで来るのは常にあの方の顔




きゅうっと胸が締め付けられる。何で私は、こんな無謀な恋をしてしまったんだ、



何で私が...







嗚呼、死にたい。









恋をしても、人生に価値など毛程も無い。




せめて綺麗な花に囲まれて、






ゆっくりと地に落ちて其の儘朽ちていきたいのに_、









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