AmBitiousの永岡蓮王くんで喧嘩のお話が読みたいとのリクエストをいただきました!
ご期待に応えられるように頑張ります🤍
【 永 岡 蓮 王 × 喧 嘩 】
〔 蓮王 side 〕
今は、彼女のあなたに呼び出されて、あんま乗り気じゃないけど待ち合わせ場所の公園にいる。
合流したのにあなたが話す素振りは見せず、気まずい空気が流れる。
なんとなくやけど、呼び出された理由に心当たりがあるから。
そう言って立ち上がろうとしたら、俺の腕を控えめに掴まれた。
少し声が大きくなったけど、人目を気にしてちょっとだけ声を落とした。
消え入りそうな声でそう呟いた。
あれ?
俺ストーリーなんて上げてないんやけど。
約束をすっぽかしたのは俺やから、当然悪いのも俺やから一太を責めるようなことはせん。
咄嗟に言い訳を考える。
気まずくて目を合わせられへん。
でも、声色から怒りだけじゃなくて、寂しさとか悲しさとか、不安みたいなのが混ざってることがわかる。
そう口にした瞬間、自分でも " あ、絶対に言ったらあかんこと言った " と察した。
そして、俺の腕を掴んでいた手がゆっくりと離れた。
その笑い声が、怒鳴られるよりもキツかった。
どう考えても俺が悪いのに、自分を責めるあなたに胸がギュッとなる。
ほんまはわかってる。
あなたが俺の彼女で、俺のそばにいるのが当たり前になって、大事にするのを忘れとった。
でも、それを素直に口にするのがなんか恥ずかしくて、情けなくて、悔しくて。
今度は俺があなたの腕を掴んだ。
「 私ばっかり… 」と呟くあなたの声は震えていた。
真っ直ぐ、俺に伝わってきた。
ため息をついたあなたやけど、その口元はさっきよりも緩んでた。
即答したら笑われた。
思わず敬語になって、それにもまた笑われる。
それに釣られて俺も笑っちゃって、さっきまでの重たい空気が一気に軽くなった。
手を握ると、ちゃんと握り返してくれた。
二度と同じ過ちは犯さない。
そう心に誓った。
𝑒𝑛𝑑.
リクエストありがとうございました🤍














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。