第654話

永 岡 蓮 王 🤍 喧 嘩〈リクエスト〉
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2026/04/16 13:00 更新
AmBitiousの永岡蓮王くんで喧嘩のお話が読みたいとのリクエストをいただきました!

ご期待に応えられるように頑張ります🤍
【 永 岡 蓮 王 × 喧 嘩 】




〔 蓮王 side 〕




今は、彼女のあなたに呼び出されて、あんま乗り気じゃないけど待ち合わせ場所の公園にいる。




合流したのにあなたが話す素振りは見せず、気まずい空気が流れる。




なんとなくやけど、呼び出された理由に心当たりがあるから。


永岡蓮王
永岡蓮王
何も用ないなら帰る。



そう言って立ち上がろうとしたら、俺の腕を控えめに掴まれた。


あなた
…なんでいつもそうやって逃げるん。
永岡蓮王
永岡蓮王
別に逃げてへん。そっちが呼び出したのに
話そうとせんからやろ。…ていうか、
これ以上話しても意味ないやろ。
あなた
そんなことない…!
私はちゃんと話したいっ。



少し声が大きくなったけど、人目を気にしてちょっとだけ声を落とした。


永岡蓮王
永岡蓮王
…何?
あなた
…なんで今日、来てくれへんかったん。



消え入りそうな声でそう呟いた。


永岡蓮王
永岡蓮王
だから、今日はバイトやって、
あなた
嘘つかんといて?ストーリー見たから。



あれ?




俺ストーリーなんて上げてないんやけど。


あなた
…一太くんの。



約束をすっぽかしたのは俺やから、当然悪いのも俺やから一太を責めるようなことはせん。




咄嗟に言い訳を考える。


永岡蓮王
永岡蓮王
別に、あれはたまたまやし…
あなた
たまたまで、私との約束を破るんや。



気まずくて目を合わせられへん。




でも、声色から怒りだけじゃなくて、寂しさとか悲しさとか、不安みたいなのが混ざってることがわかる。


永岡蓮王
永岡蓮王
…そんな大したことちゃうやん。



そう口にした瞬間、自分でも " あ、絶対に言ったらあかんこと言った " と察した。




そして、俺の腕を掴んでいた手がゆっくりと離れた。


あなた
私にとっては大したこと
やってんけどな…(笑)



その笑い声が、怒鳴られるよりもキツかった。


あなた
なんか最近、適当すぎん?
永岡蓮王
永岡蓮王
適当…?
あなた
前はもっと、ちゃんと私と向き合って
くれてた。私も聞いてくれたし、
約束もちゃんと守ってくれてた。
永岡蓮王
永岡蓮王
今ちゃんと話聞いてるやん。
あなた
…私、なんかした?



どう考えても俺が悪いのに、自分を責めるあなたに胸がギュッとなる。


永岡蓮王
永岡蓮王
…してへんよ。
あなた
じゃあ、なんなん…?



ほんまはわかってる。




あなたが俺の彼女で、俺のそばにいるのが当たり前になって、大事にするのを忘れとった。




でも、それを素直に口にするのがなんか恥ずかしくて、情けなくて、悔しくて。


あなた
…もういい。私ばっかり好きみたいやし。
永岡蓮王
永岡蓮王
そんなことないって。



今度は俺があなたの腕を掴んだ。


あなた
そんなことあるよ。行動がそうやもん。



「 私ばっかり… 」と呟くあなたの声は震えていた。


永岡蓮王
永岡蓮王
…ちゃんと、好きやから。
あなた
" ちゃんと " って何?
そう言うなら、私にもわかるように
大事にしてよ。
永岡蓮王
永岡蓮王
ごめん…
あなた
私は別に特別なことは求めてへんよ。
束縛してるわけでもないし。
約束を守ってくれて、ちゃんと向き合って
くれたらそれでいいのに。



真っ直ぐ、俺に伝わってきた。


永岡蓮王
永岡蓮王
次からは、もっとちゃんとする。
あなた
…それ、今までに何回も聞いてきたけど。



ため息をついたあなたやけど、その口元はさっきよりも緩んでた。


永岡蓮王
永岡蓮王
ほんまに、最後にするから。
あなた
ほんまやな?またこういうことがあったら
もう会わんから。
永岡蓮王
永岡蓮王
それは嫌や。



即答したら笑われた。


あなた
…じゃあ、もうちゃんとしてや?
永岡蓮王
永岡蓮王
はい。



思わず敬語になって、それにもまた笑われる。




それに釣られて俺も笑っちゃって、さっきまでの重たい空気が一気に軽くなった。


あなた
…帰ろっか(笑)
永岡蓮王
永岡蓮王
家まで送る。
あなた
え、いいの?
永岡蓮王
永岡蓮王
うん。俺が送りたいだけやけど(笑)
あなた
ふ~ん(笑)



手を握ると、ちゃんと握り返してくれた。




二度と同じ過ちは犯さない。




そう心に誓った。






𝑒𝑛𝑑.
リクエストありがとうございました🤍

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