第17話

さところ ⟲ 忘愛症候群 ④
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2020/04/11 02:07


あの時言ってたの





なんだろう















さ 「 はぁ , は … ッ ! 」








現在の時刻


18時55分.








作業に 追い詰められた俺は


なんとか 終わらせて





急いで 向かっているところ












約束の場所に



















“ なにか思い出しそう … ”







あの時ころんが言っていた








言葉 .













思い出しそう.とは



俺のことだろうか





それともあの時のこと??







それとも …

















ズリッ












さ「 …え . 」





















俺は 歩道橋をかけおりる中






足を滑らせる






















やばい








次は







俺の番 … ??















ドサドサドサッ … !!!!!!










































さ 「 … ん ッ …」











恐る恐る 目を開けると







一番最初に 視界に入ったのは




他でもない



















青色の







君の髪の毛





















さ 「 … ころん !?!? 」
















床に 寝そべっていた俺は




一瞬で 起き上がる













下にいたのは









君だった















さ 「 まって , まって … !!!




おれ ッ … !



馬鹿 , やめろ , おい .


ころん …ん ッ !!!! 」












なんで








なんでこうなっちゃうの?












ねえ










神さま … !!!


























こ 「 … ぶっ WWW 」

















… は?























かすかに震える ころん .




俺は顔を覗く .









こ 「 っふ …




ふははははWWW


さとみくん ビビりすぎ … WWW 」








へらっ と 笑って




普通に起き上がる彼 。
















こ 「 はぁ … W



さとみくん , 僕こんなんで 死なないわW 」







俺のリアクションに



笑いを 堪える 彼 .


















そんなことよりも














俺は 手が勝手に手が動けば







彼を 抱きしめていた















こ 「 ぇ … !? ‪w



さとみく …、 」








さ 「 馬鹿 … !!!





ほんとに馬鹿 !!!


お前 ふざけんなぁ … ッぅ … う ぇ … 」













ぼたぼた 、 と







大粒の涙を






絶えず流す .















こ「 … 」

















ころんは 俺の背中に


手を添える








さ 「 … !!! 」









こ 「 ぼくさ …







君との記憶




何も覚えてないのに











結構前から 知ってるような 気がするんだよね … . 」















… それ ,









それ って …













俺は顔をあげる















こ 「 … すき















さとみくん、









すき… 」

























君も






気付けば 涙を流していた












好き … ??







さ 「 俺を … ?? 」











こ 「 それ以外 誰がいんだよ .






… 僕





前の さとみくんとか






忘れたから

とか






関係ない

















今のさとみくんを 好きになった …」

















さ 「 … ッ ころん … !!! 」




























どれくらいぶりに







お互いの意思で



抱き合っただろう .




























本当に














暖かかった

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