第27話

# 逃げるのは自己防衛
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2026/05/23 00:20 更新




相澤消太
 おい結城 
相澤消太
 サボりか 





 空き教室のドアが、
 誰かによって開かれる。




あなた
 …なんだ相澤か 
相澤消太
 なんだとはなんだ 
あなた
 別に〜 





 ヒーロー基礎学とか私は
 興味がないからどうでもよくて。

 だから、空き教室の机に寝っ転がって
 スマホを触ってた。




相澤消太
 お前な…… 
 ちゃんと授業を受けろ 
あなた
 あ゛ 





 私の隣に来た相澤は、
 猫のように素早くスマホを奪った。




あなた
 ちょっ…返してよ 
相澤消太
 授業をサボった罰だ 





 罰って……。

 本当に最悪なんだけど。


 相澤は
 「 ほら、起きろ 」
 と言って私を起こす。




相澤消太
 早く教室に戻れ 
あなた
 え〜なんで? 
相澤消太
 授業だけじゃなくSHRもサボる気か 
あなた
 別にいいじゃん 
 つまらないし





 相澤は大きくため息をついた。


 聞こえてるよ、ねぇ。

 せめて聞こえないようにしてよ。




相澤消太
 お前ヒーローになりたいんだろ 
 それならサボるな
相澤消太
 嫌なことから逃げるな 
相澤消太
 仲間と協力しろ 
相澤消太
 あいつらお前と仲良くしたいって 
 言ってるぞ





 だから何よ。

 私は仲良くするつもりなんてないし。

 あの子達が勝手に仲良くしたいって言って
 近づいてるだけじゃん。

 私は仲良くする気ないって最初から
 言ってるもん。




相澤消太
 お前、USJで13号のことを 
 助けたんだろ
相澤消太
 芦戸と麗日が言ってた 
相澤消太
 初めて結城と話せた〜って 
 喜んでたぞ





 なに相澤に言ってんのよ。

 あの状況で話さない方が
 おかしいでしょ。




相澤消太
 お前は13号を救ったんだ 
相澤消太
 あの場で誰よりも
 ヒーローだったぞ 





 そう言うと相澤は、
 少し頬を赤らめて私の頭に
 手を置いた。


 え…なに?

 セクハラなら訴え__




相澤消太
 よくやったな 
あなた
 ………なに…するんですか 





 頭を撫でられた。


 え本当になに?

 何が目的なの?


 頭を撫でられるだなんて
 久しぶりだから恥ずかしくて、
 少し横を向いた。




相澤消太
 お前は逃げてるだけで、
 きっと本当はできるんだ 
相澤消太
 今すぐに、とは言わない 
相澤消太
 ゆっくりでいい 
相澤消太
 だから…あいつらと 
 話してやってくれ





 …なんで
 「 逃げてるだけで、きっと本当はできる 」
 とか言えるんですか?


 そんな言葉は、喉に引っかかったままで。

 相澤に伝わることなんてなかった。





 なんか、変な感じ。














































































 ねぇ、相澤。

 あなたはどこまで私のことを知ってるの?




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