第32話

第三十三話
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2025/03/18 09:22 更新
大我side

コンコン
京本大我
はい
篠田嶺明
失礼します
京本大我
どうした?
この人は俺の新しい専属使用人
篠田さんだ
篠田嶺明
大我様、何か悩んでることはありませんか?
京本大我
え?
篠田嶺明
最近浮かない顔ばかりしていますよ?
篠田嶺明
綺麗なお顔が台無しです
京本大我
そうかな?笑
篠田嶺明
悩みは誰かに打ち明けるといいですよ
篠田嶺明
ほら、遠慮せず何でも言ってください
京本大我
う〜ん、俺の悩み…
京本大我
あっ!外に出たい!
篠田嶺明
外?外はダメです。
組長からそう言われてますので
京本大我
え〜
京本大我
それ以外特にないかな笑
篠田嶺明
本当ですか?
京本大我
ほんと、ほんと!
篠田嶺明
ならいいのですが、
篠田嶺明
しばらくしましたら、また来ますので
篠田嶺明
では失礼します
ガチャッ   ガシャン
京本大我
…………
悩み…ねぇ
外に出たいというのは本当に思ってるよ
でも一番の悩みは誰かに会いたい。
毎日同じことばかりしててつまらないんだもん
京本大我
北斗さん……ボソッ
ずっとずっと北斗さんのことを考えている
寂しいからなのかな。
何もしているのかな、とか助けに来てくれないかなとか

………眠たくなっちゃった
京本大我
………
気づいたら俺は木に囲まれた池に1人立っていた
京本大我
何、怖いんだけど、、
こんな状況なんて現実にはないから、すぐに夢だと気がついた
少し動いたら水面が揺れて、しばらくするとすぐに戻った
水面をよく見ると俺が写りその横には北斗さんがいる
京本大我
ぁ、待って北斗さん!!!
すると水面の中にいるはずのもう1人の俺が出てきて
もう1人の京本大我
可哀想に笑
京本大我
へ?
もう1人の京本大我
あのクソみたいな空間にずっといて、そのままなりたくもない組長になるんでしょ?
もう1人の京本大我
どうやっても救えない状況にいる
もう1人の俺は可哀想だね笑
京本大我
っ!!
もう1人の京本大我
大丈夫、北斗の隣には俺がいるからさ?
もう1人の京本大我
あーあ、そんな顔しないでよ
もう1人の京本大我
綺麗なお顔が台無しだよ?笑
京本大我
っっ!!お前!!
俺はもう1人の俺の胸ぐらを掴んだ
もう1人の京本大我
………
もう1人の京本大我
そんなことしちゃっていいの?
もう1人の京本大我
北斗はそんな乱暴な京本大我好きじゃないと思うな〜
もう1人の京本大我
って、無理か!だって助けに来ないもんね!北斗の隣にはいれないか!
京本大我
その汚い声と態度で北斗さんの名前呼ばないで…
もう1人の京本大我
笑、まぁせいぜい頑張ってよ
もう1人の京本大我
可哀想なもう1人の俺
京本大我
…………
そんなことを言うとあいつは水面に消えていった
京本大我
なんで……
京本大我
なんで…!!!
京本大我
………!!!
京本大我
はぁ、汗びっしょりだ
そうだよね、あいつの言うとおり北斗さんは助けに来るはずがない。
京本組の息子なんて敵なんだから
京本大我
何勝手に期待して落ち込んでるんだろ…笑
コンコン
篠田嶺明
失礼します…って
大我様汗びっしょりじゃないですか!?
篠田嶺明
何をしていたんですか?!
京本大我
…あはは笑、ちょっと体動かしてて笑
篠田嶺明
お風呂の準備ができたので早くお入りください
京本大我
うん、ありがとう
??side

あ〜、なんて可愛いのでしょう♡
美しくて儚い雰囲気を纏っている
早く俺のものにしたいなぁ♡















京本大我君♡

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