俺はメンバーの支えを感じたが
ただそれ以上に孤独が俺を離さなかった
そして俺の自身の中にある闇が消えることはなかった
時折、夜の静寂が俺を捕らえ
過去の痛みや後悔が波のように押し寄せた
ある夜、俺は自室の窓から外を見つめていた
冷たい風が硝子を揺らし
遠くの街灯がぼんやりと揺れている
そんな時、携帯に北斗からのメッセージが届いた
北 「 今日は俺が迎えに行く 蒼 、外に出よう 」
俺は暫く迷ったが北斗の言葉に抗えず
約束の場所へ向かった。
夜の街を歩きながら北斗は静かに話し始めた
北 「 蒼 、 蒼は光と影の両方を持ってる
どっちも蒼の一部なんだ 」
俺は苦笑いを浮かべた
蒼 「 光なんて、俺にはない (笑) 、 」
北斗は俺の手を取り力強く握った
北 「 蒼が思ってる以上に皆な蒼のことを見てる愛してる 」
その言葉に俺の心が少しだけ解けていくのを感じた
蒼 「 ありがとう、北斗 」
俺達は静かに夜空を見上げた
暗闇の中にも確かに星が輝いていることを北斗は知っていた。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。