ここに前来たのは…半年前?
年に二回の地獄
ここに来る度に死にたくなって…
俺が誰だかわからなくなる…
ドアの前に経つとピピッと音がしてドアが開く
検査
この"検査"は地獄だ
体の色んなところにカメラが入り込んできて
色々な質問をされる
どんなことを考えてる的が幸せか
好きな人に対する感情
どんな時に感情が昂るのか
他にも、聞かれたくないようなこと、恥ずかしい質問なんかも山ほどあった
俺は…親がいない
シャーレの中で生まれたから…
俺は人体実験で生まれた
他人の卵子と精子を人工的に合体させて
細胞の作りを操ることで産まれてくる子供の容姿、才能、声、能力、知能を操作する
そうやって理想の…完璧の人間を作る実験
けど、俺は理想になれなかった
ずーっとなんで完璧になれないんだ、完璧に作ったはずなのに
そう言われてきた
そんなことを考えているうちに家に着いた
家に帰ると決まって笑顔を向けてくれるうる
けど、俺みたいな汚い命に向けられるべき笑顔なんかじゃない
バタンッ
部屋に入ると同時にベッドに倒れこむ
俺が気持ち悪くて
汚くて
半年に1回…しゃるは決まってどこかに出かける
そして暗い顔で戻ってくる
何があったのか聞いてみたこともあった
けど、決まって大丈夫、と話を切り上げる
しゃるには…なにが…
うるみやはどんなしゃるでも…














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。