ザザッ
辛い…もう…全部が辛い…
うるを避けてしまってること……
その度にうるが悲しそうな顔をして…
俺の心も蝕んでいく
あるけーが消えようとした直前、俺たちの前から姿を消した理由、よくわかるよ…
みんなに心配かけたくないのもあるけど…
傷つけたくない
自分自身ももう限界だったんだよな
…違う、本格的に地獄になったのは…
あれか…あの時か…
___が死んだ時
それからか…
うるのことが大好きだよ…
どうやって…諦めればいいの…?
こんな俺に笑顔を向けてくれて
居場所をくれて
相方になってくれて
どうやって…ッ
ひなた……
しのさんは少し緊張した顔でそう言ってきた
なんだろう…?
それだけいうとしのさんは足早に部屋を出ていってしまった
ただ誘われただけなのに…
れむいま…
わかんない…わかんないけど…
忘れていたら…ダメな気がするんだ…

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。