第10話

準備と違和感
10
2026/03/22 21:00 更新
放課後。教室。


黒板には大きく



「文化祭準備」





nr「何やるか決めないとだね」

pr「無難に喫茶店とかでええんちゃう?」



vv「つまんな」

kk「じゃあ何がいいの?」



vv「戦え」


nr「文化祭で?」

pr「出禁なるで」

kk「却下だね」


vv「は?」

nr「普通にやろうよ普通に」

vv「普通が一番つまんねぇ」


kk「じゃあ“ちょっと変わった普通”にしようか」


nr「なにそれ」


kk「例えば——能力使った出し物とか」

pr「お、ええやん」


nr「危なくない?」

kk「制御すれば大丈夫だよ」


vv「それでいこう」

nr「決まるの早いなぁ…」

pr「じゃあ俺、装飾やるわ」

nr「じゃあ俺は安全管理かな…」

vv「俺は?」


kk「暴れない係」


vv「やだ」


nr「じゃあ見張り」

vv「それもやだ」

pr「何ならできるねん」


vv「戦う」


kk「だから却下だよ」

nr「会話が進まないなぁ…」



教室の隅。

準備が進む中——
nr「……あれ?」


kk「どうしたの?」

nr「いや、今さ」


窓の外を見る


nr「誰かいた気がして」

kk「外?」


pr「誰もおらんで?」


vv「気のせいだろ」


nr「……そうかな」
pr「お、これどうや」
(変な装飾)


nr「…センス独特だね…」



vv「ダサ」


pr「なんやと、!?」

kk「まぁ…少しだけ」

pr「お前もかい」


nr(ちょっと笑う) 「これは却下かな」


pr「全員敵やん」
ガタッ

窓が揺れる


vv「っ!?」
(ちょい反応)

nr「……今の風?」

kk「……いや」


一瞬だけ、表情変わる


kk「違うかも」

pr(小さく) 「……感じるか?」

kk「うん」


nr「え、なに」


vv「……なんだよ」

一瞬、外を見る

誰もいない




沈黙




kk「……気のせい、かな」

pr「せやな」

nr「びっくりさせないでよ…」

vv「お前がビビってるだけだろ」


nr「そらくんに言われたくないんだけど」


kk「確かに」


pr「これは言えてる」



vv「お前らなぁ…」
放課後。帰り道。


nr「今日はなんか変だったね」

kk「少しね」


pr「まぁ大丈夫やろ」

vv「どうでもいい」


そのとき


kk「……」

一瞬立ち止まる



nr「こうくん?」

kk「いや……なんでもない」


でも視線の先


“誰もいないはずの場所”


ほんの一瞬だけ


“黒いノイズ”が揺れる




すぐ消える




 
kk「……気のせいか」


pr(小さく) 「……増えとるな」


nr「え?」




pr「なんでもあらへん」


vv「行くぞ」




いつも通り歩き出す


でも






何かは確実に変わり始めている



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