場所は神社の近くの広場。段々と屋台の数が増えていき、人も増えていく。カップルや親子。子供たち。
色んな人がいる中、君から目が離せない。
何故だか会話が続かず、あまり話さずにここまで来たが耐えられなくなり俺は沈黙を打ち破る。
声を掛けたはいいものの、会話の内容を決めていなかった為何を話そうかと考え戸惑う。そこで目に付いた物の話をする事にした。
家から出た時からずっと手に持っているそのカバンは程々のサイズでだが中が詰まっている訳でもない。縦長のカバンに収まるサイズで薄い物、考えても想像がつかなかった。
そう言いいたずらな笑みを浮かべるフブキに苦笑してしまう。
二人で並んで歩いていると、突然フブキが前に出た。そして手を後ろで組んで言った。
俺の隣を離れた時、ふとフブキの髪の匂いがした。気持ち悪いかもしれないが安心する、いい匂いだった。
君の浴衣姿が眩しすぎて、俺の胸が騒いだ。お祭りの夜はまだまだ続く。
ごめんね、短くて…
背景変えたいんじゃ…
んじゃ
さようなら











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。