俺はもう準備満タン。
けど、東は準備が遅めだからまだ終わっていない。
もう玄関で待っているけど、割と寒いから早くしてほしい。
※玄関から離れれば解決します。綺絃が勝手に来て勝手に寒がっているだけです。
ドタバタ
そんなに騒ぐほどか...、?
まあ、いつもこうだけど。、
中にタートルネックのヒートテックを着て、
その上にシャツを着て、第三ボタンまで外して、
その上にパーカーを着る。
.....別に、まあ、許容範囲じゃね?
俺のシャツのボタンが勝手に閉められていく。
お母さんかよ、コイツ。
.....全部閉められると、普通に苦しいんだけど。、
電車
電車に乗ると、たまたま目の前の席が
2つ空いたため東と一緒に並んで座った。
いつもは席が2つ同時に空くことすら少ない。
もし空いても、他の人がすぐに座るし.....
でも、今日は席に座れた上、
いつもより駅も電車の中も人が少ない気がする。
なるほど、納得。
確かにうちの学校でも流行ってるんだった。
え、行きたい。
最近東と一緒に出かけることも減ってた...気がするし、
.....あと、普通に楽しそう。
「行く」と伝えようと顔を上げると、
東が優しい表情で微笑んでいた。
........え、何で?
.....何言ってんのコイツ。
感情が顔に出てるのは...まあ、認めるとして、、。
「可愛い」って何? 俺が?? ...え、どこが???
.....ねぇ、めちゃくちゃ関係ないこと思ったんだけどさ。
何で東って俺のこと「綺絃さん」って呼ぶの?
俺と東って同級生なんだけど...何でだ..、?
ほら。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!