第5話

茉莉花が四輪
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2024/09/13 12:00 更新
あなた
五分!!!!!!五分だけまってて!!!!!!
吹雪
あ、あぁ……
家についてそうそう吹雪を玄関で待たせる。


何もないとは思うけど、部屋は確認しておきたい。


好きな人が部屋に来るのだ。


乙女心がチェックさせろとうるさいのだ。


だから少しの間待っててもらうことにした。


部屋に入って猛ダッシュで窓を開ける。


部屋に会った茉莉花の花がい活けてある花瓶の水を変える。


お湯を沸かしてお茶とお茶菓子の準備。
あなた
どうぞ!!!!!!
吹雪
お邪魔します……、この間になにがあったんだ……?
あなた
なん、でも、ない!!
息を切らしている私を見て吹雪が不思議そうに言葉を紡いだ。


吹雪をソファの上に座らせてお茶とお菓子を運ぶ準備をする。


準備してる途中にふと、ソファのほうを見ると吹雪の背が見える。


私の家に吹雪がいる。


ずっと会いたかった人が目の前にいる。


喜びでどうにかなってしまいそう。


こんなささやかな幸せが何よりもうれしい。
あなた
これ、良かったら食べてよ
吹雪
そ、それじゃあありがたく……!!
お菓子を出すと目を輝かせながらお菓子を見る吹雪。


前世と変わらないその表情。


かわいいな、と思って心があったかくなる。


やっぱり好きだなって思う。


三十年。


今世の私の年齢は22歳。


前世をいれたら三十年以上の片思い。


実際今世の方が生きてる時間は長いわけだけど……


おいしそうにお菓子を頬張る吹雪。


ずっと気になっていたことを口に出してみた。
あなた
……ねぇ、吹雪はいつ、今の私のことを知ったの?

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