第11話

日常の崩れる音
572
2024/05/05 09:00 更新
ある日の事だった。
俺はいつもの様に、めめさんのパン屋へと足を運ぶ。
扉を開けるとちりんと音がして、暖かい雰囲気の店内が見える。
とたとたと足音が鳴り、めめさんが出てきた。
iemn
今日もいい匂いですね〜
本当は匂いは分からないが、綺麗に整列されて艶があるパンは間違いなく良い匂いを漂わせているだろう。
mmntmr
あ、iemonさん
iemn
メロンパンとクロワッサンあります?
mmntmr
はい!ありますよ〜
お気に入りのパンを頼み、紙袋を貰う。
mmntmr
いつもありがとうございます
iemn
いえいえ、こっちもいつも美味しいパンありがとうございます〜
その後は雑談をして…少し名残惜しくも、家に帰るはずだった。
iemn
じゃ、ありがとうございました
そう俺が扉に向かおうとした所で、その扉が荒々しく開けられる。
gso
めめさん!
mmntmr
わっびっくりした…
どうしたんですか、ぐさおさん
gso
あ!iemonさんもいる!?
ちょうど良かった!
ちょっと説明が難しいから、2人ともとにかく着いてきて!
iemn
んー、まぁ何も分かんないけどとりあえず行きましょうか
mmntmr
そ、そうですね…
ぐさおさんの背中を追いかけて、俺とめめさんは走った。
また他の村民達がくだらない事をやっているのだろうと思ったが、何やらぐさおさんの様子がおかしい。
走った先は、村はずれの家。
あまり人と関わらない人が住んでいたはずだ。
俺達以外には、ウパさんやレイラーさんなどが揃っていた。
gso
…開けるよ、ちょっと、覚悟してて
覚悟?と考えている間に、家の中が見える。
見えたのは、血に塗れた住民だった。
mmntmr
な、は…
めめさんが座り込んだ。
ショックを受けているのだろう。
俺の体は勝手に動いて、上着をめめさんに被せ、口を動かした。
iemn
これ、どういうこと、ぐさおさん
悪戯にしては度が過ぎる。
これはきっと、ドッキリなんかでは無い。
lt
私が、説明する
ラテさんが口を開いた。
lt
昨日の夜に、この家がなんか騒がしくて、まぁ何かやってるんだろうって思って、朝まで村で過ごしてたんだけど
lt
いつも村を散歩して、どっかでは見かけるはずなのに今日は1度も見なくて…
lt
嫌な予感がして、見に来たら…
う…
mmntmr
…もう大丈夫ですよ、ありがとうございます
顔が青くなっていき、めめさんが止める。
upprn
…それで、みんな揃ったところで言いたいことが、あるんだけど
gso
何?ウパさん
何故だか、嫌な予感がする。
upprn
Latteさんに呼ばれて、皆が集まるまでに死体を観察してたんだけど…
upprn
体に、噛まれた後があるの
upprn
山の獣でもこんな大きい噛み跡を付けられるのはいないし…
upprn
考えられることは、1つ
「この村に_

人狼が居る」
lt
そ、んな…
hnni
この村じゃなくて、別のとこから来て襲って行ったっていう線は…
upprn
…残念だけど、この村は別の街とかとは一晩で移動できるほど近くないよ
mzr
本当に、この中に人狼が居るなら…
なんで、今まで私達を襲わなかったんですか?
upprn
人狼は、人間を食べる以外では味覚が働かないから…
我慢が効かなくなった、とかかもしれない
lir
それだったら、もう、人狼を処刑するしか…
私達が生きる道はないってことだよね
srimr
今日の昼過ぎから、人狼を見つけるための会議をしよう
iemn
…そうですね、今は、解散しましょう
俺はその後、メテヲさんの家へと向かった。
数日前に開けたドアを、今度は大きい音が鳴るほどに乱暴に開ける。
iemn
メテヲさん…!
♡20ありがとうございます!

プリ小説オーディオドラマ