Liura視点
聞こえた。
ないくんの、『気持ち悪い…』って。
分かってるんだ。
俺が変わってるって、
気持ち悪いって。
ただの無能だって。
出来ることなんて何一つ無くて。
ないくんは…
遠距離な恋が良いのかな…?
まず、ないくんは俺のことが好きなの?
きっと好きじゃないや…
ううん、絶対というほどに。
君の隣は、俺じゃ…だめかな?
俺は傍に居たい。
ただ、それだけでいいのに。
それも、邪魔なのか…
考えれば考えるほど、胸が苦しくなる。
あ、そうだ、ないくんはもう、
名前で読んでくれないんだっけ…?
じゃあ…ないくん呼びはやめたほうが良いかな?
内藤さん?
…うん、いいや。それで。
そして俺は、眠りについた。
次の日
俺は、ないくんを起こしに、ないくんの部屋に訪れる。
いつもはしないんだけどね。
なんか…来てしまった…
そう言って、ないくんの体を揺らす
俺は、そう言いながら、クスッと笑う
可愛い…(*‘ ‘ *)
俺は、言われた通りにないくんに抱きつく。
朝6時…
俺は、規則性のある音に目が覚める。
重たい体を無理矢理起こす。
さっきのは…夢だろうか…
そう呟く。
どうか、正夢であってほしい。
でも、彼の部屋には行かない。
迷惑だろうから…。
そして、俺はリビングに向かい、
サッと一人分の朝食を作ると、
ないくんの部屋に置きに行った
ないくんは、寝息を立てて寝ていた。
邪魔するのは悪いので、
朝食にラップをして、手紙を添えた。
「レンジでチンして食べて下さい!」
「俺は、近くに買いに行くものがあるので行ってきます」
そう言うと、俺はないくんの部屋を出て、
服装を整えてから、家を出た。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!